遺書

2004年03月04日(木) She

咲くことを止めた花のように。
生きる目標をなくした僕ら。

今日は久しぶりに夢を見る。
…まだ彼女が生きているとき、
 彼女は目標を持っていた。
 花のように生まれたときから、
 咲くことを目標に生きていた。

どうでも良い日々の中に彼女は居た。
たった一つの花のように。


飛べなくなった竹とんぼのように。
生きる必要をなくした僕ら。

今日は久しぶりに唄を唄う。
…その唄は悲しい唄だった、
 それは彼女の好きな唄だった。
 けれども今は悲しいだけ。
 彼女は意味を持っていたのに。

どうでも良い世界の中に彼女は居た。
まるで意味を教えるように。


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