遺書

2004年02月21日(土) 句点A

僕の影が薄くなるのに気づく、一月頃。

目をつぶって思い出すのはブラック。
目を開けて写るのはいつもと違う朝。

手を握って掴んでいた物は明日。
手を開いて見えてきた物は今日。

いつもと違う目を見つめて、
僕は今日変われた気がする。
いつもと違う目を見つめて、
君は僕ではないことを知る。

人と同化することで生きてる気がした。
僕がどうかしていることに気がついた。

人の体を借りて感じる快楽、絶望。
夢を見つめて下り落ちる、現実。

他人に近くなることで自分を感じた。
ひとになろうとしてかげをおとした。

僕は君ではないんだよ、気づいたんだ。
影は僕じゃない、けれどどこか懐かしい。

この思考は普通であって、普通じゃない。
常識ってなに?それ、世間の片割れでしょ?
常識が嫌い、と言ってカッコつけることで
自分の影から逃げられる気がした。

さようなら、


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