遺書

2003年09月19日(金) 零番水平線

―降り止まない雨もまた、僕に冷たく。

足りないものは、忘れ物は何だ。
―忘れ物はありませんか。

零番目の水平線をぶち越えて眺めて。
楽園を求めながら堕ちていった。
―何か大切なものを忘れてないか。

空を見上げて喉の中だけで君は言った。
そのとき聞こえなかった君の言葉は、
なんだかとてつもなく今では知りたくて。
―ああ、あれがとても大切なものだったのか

世界の終わりを見上げて、僕は世界の空虚を知る。
それはとても研ぎ澄まされて見えた。
夏の青空、冬の星空。いつの日も人は何を...
何光年越えてやってきたんだい?お疲れ様。
―僕らは世界に何を求めていた...?

傷ついて気付いて、築いて。
12月になっても、今だわからないまま。
答えは誰も持っていないようで持ってる。
気付いているのに言わないのか、本当にわからないのか
僕らってどんくらい知らないフリをするの
―どうしてこうも人は秘密を持つの...?

――0番目の水平線


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