TWILIGHT DIARY
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パトリック・ジュースキント「香水 ある人殺しの物語」を読み始めた。 訳が池内紀。自然な日本語で読みやすい。 ちなみに「香水」は、映画「パヒューム」(主演ベン・ウィショー、ダスティン・ホフマン他)の原作。 主人公のグルヌイユは特別な嗅覚を持ち天才調香師になるが、快楽的な香りを異常なほどに求めるが故に・・・
さて嗅覚って、意外と忘れがちな日常感覚だ。 目や耳から入る情報はとても魅力的であり、毎日の生活においては入ってくる情報量が膨大である。 だが例えば、耳栓をして目隠しをしていたならば、いたるところで出会う「匂い」というものは、あるものは美しくて印象深く、またあるものはもう二度と嗅ぎたくない醜い匂いであったりするのだろう。
最近のデパートやファッションビルの空調はアロマを基調としていたり、マイナスイオンたっぷりの清涼感溢れる空気が流されていたりと進歩は目覚しい。
私を例にとっても「あのビルの匂いはとってもいいからそこの本屋さんにちょっと寄っていきたい」とか「空気がいいから、ここのショップでゆっくり選ぼう」などとショッピングにつながったりすることは意外に多かったりする。 ドラッグストアのシャンプーや入浴剤コーナーも強烈にいい匂いでこれまた結構癒されて、ついつい(笑)買っちゃう。 まぁ、知らない間に「嗅覚の快楽」を身体が覚えているということなのだろう。
映画「パヒューム」の公開も春先だそうで、そちらも楽しみ。
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