TWILIGHT DIARY
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| 2005年10月12日(水) |
「豆腐よう」〜味と香り。 |
今日はわしたショップにて、「豆腐よう」を二種類ほど買って来た。
9月の旅行で初めて食べたところ、信じられない位に私にはストライクな味(豆腐のチーズと言われているので、もっと強烈で複雑かと思っていた。)で、とても気に入ったので、また食べたくなったのだ。
まず最初は泡盛と紅麹の甘味と匂い、次に柔らかめのチーズのようなねっとりとした濃厚な食感。 最後にほんの少しなのだが、深い森林の中のような、ひのきの香りのような、何ともいえない植物性の上品な香りがさわやかに鼻に抜ける。 とても豆腐から作られたとは思えない洗練された発酵食品。 これが、発酵の進んだチーズだと獣臭いというか、動物性の生々しさがあるのだが、豆腐ようは、木のような植物性の香りに助けられている。
豆腐ようの味は、どう考えてみても酒肴であって、ご飯のおかずにはならないし、泡盛で漬けられているので、アルコール度も高いので、子ども達は食べられない。(と思う。たまに好きな子どももいたりして。) こういう伝統のある食文化は、いにしえの昔から、遊びのわかる粋な大人たちにささえられて、現代まで伝えられてきたのだろう。
ちなみに紅麹で作られた京都の紅麹味噌も何回か食べているが、やはり上品な麹味噌で、美味でした。。
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