TWILIGHT DIARY
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ここんとこ何日間か、BSで雷蔵の映画の特集をやっているので、 毎日VIDEOに取って見ている。 今日は、「新忍びの者」だった。 眠狂四郎はカラーだが、このシリーズは白黒である。
今日は何だか、 仕事の歯車のかみ合わせが、うまく行かなかった。 久しぶりに会った方もいたり、頂き物をしたりと、 嬉しいことも多々あったが、 ただ一ヶ所の、歯車のかみ合わせが悪いために、仕事の後味が悪かった。 こういう日もたまにはある。
仕事から戻り、雷蔵の映画を見る。 忍びのシリーズの題材は、あの石川五右衛門である。 平素の格好の五右衛門は、いたって普通の農民だが、 一度、忍びの装束を着ると、もう別人となる。 彼は、織田信長や、豊臣秀吉の時代に暗躍する。
さて、普通の農民の時の五右衛門役の雷蔵はへらへら笑っており、 いい人丸出しで隙だらけだが、なんだか地のように思える。 だが、忍びになると顔が引き締まり、それもまた地のように思えるんである。 不思議である。
この雷蔵の二面性というのは、もともと日本の男の人たちは、 普通に持ち合わせていたのではないか。 そういう題材を扱った舞台、映画やテレビドラマも数知れず多くある。
まぁ、そんな事を思いながら、 雷蔵の映画に夢中になって、じっとブラウン管に釘付けの私は、 知らない人から見ると、多分すごいへらへらしてるのかも知れない。
今日の仕事での歯車の事は、すっかり忘れてしまっているんであった。
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