■ゲロッチャ !!■
DiaryINDEX|past|will
あれっ?! 前回の日記から1週間経っちゃった。 なんだかんだ多忙でした。
今日は、栃木県の壬生から警察官2名がウチへ来まして (2年前くらい前に盗まれた)自転車が見つかりました と 持ってきてくださいました。 壬生からだと片道2時間はかかるかな。 初めて見ました警察手帳。 いや手帳というよりパスケースみたいな入れ物で 縦に開くと中に写真、名前、金色の記章がスッキリと並んでいました。 「おお〜〜〜!!」心の中で興奮しました! やっぱり、こーゆー用件の時にも出すンだな。警察手帳。 ドラマみたいvvvv
私服で来てくださったンだけど、刑事さんじゃなくてお巡りさんだよな?
さて。 多忙だったのですが、夜は本を読んでいました。 いまさら、ですが桐野夏生の「OUT」 徹夜で読みました。ええ。私、物語は一気に読まないと気がすまない人間。 昨夜は「魔術はささやく」宮部 みゆき。子供が寝てから一気に読みました。 これは徹夜するほど長くなかった。 今夜は「ループ」を読もうかな。鈴木光司。 まだまだあるンだ本がv
ええと。これらの本は全て貰い物で私が好んで買ったものではありません。 OUTは読みたかったンだけどね。 OUTは読みたかったンだ!凄く! TVドラマも見たし、 自転車キンクリーツの舞台も見たし、 映画は見てない。そのうちビデオを借りて見よう。 んで、原作。読んだ読んだ。
キャスティングについてツラツラ。 主人公の雅子。 TVは田中美佐子 芝居は久世星佳 映画は原田美枝子
久世星佳に1本! 細身で余計な柔らかさがなくて、かっこよくヤサグレてて、煙草が似合う。 1匹狼の風貌。ピカレスク・ロマンのヒロインv なにしろラストで佐竹と一騎打ちしなくちゃならないンだから、 それ相応の強さがないと。 田中美佐子は顔が丸いからイマイチ迫力に欠けた。
城之内邦子。 TVでは、私の好きな高田聖子。 芝居は竹内都子。ピンクの電話のみやちゃん ね。 映画は室井滋。 これも、原作の描写に一番近い人物は、みやちゃんかなー。 チビで太めで狡猾で。ムチムチしてる子のミニスカート。媚びるような仕草。 高田さんも室井さんも、狡猾さは出てるけど、ブランド好き男好きには見えない。 やっぱ、小さくてムチムチしている丸顔の子が、バラバラ・・・・・ 演出的にはそっちのほうが効果的だと思う。 私の脳内ではぶっちぎりでハイヒールモモコだったけど。
吾妻ヨシエ。 TVは渡辺えり子 芝居は歌川雅子 映画は倍賞美津子 ダントツで渡辺えり子。 優等生で張り切ってるイメージは渡辺えり子でしょう。太めだし。 思い詰めたら一番怖い印象あるもん。
十文字彬。 TVは哀川翔 芝居は(私が見た2000年の方)田中哲司 映画は香川照之 ううーーん。ジャニ顔となってるよ?原作では。 まっ、TVで見たときの哀川翔は良かったけどね。 でも原作読んだら、田中哲司のほうが合ってるな。 あ、田中哲司は今、新撰組で医師・松本良順役で出てるよ。 ううっ老けたね田中クン。ザズゥの芝居に出てるときは可愛い子だったvv
十文字役は30歳前後だけど笑うと顔が可愛くて、 物腰柔らかいけどチンピラの匂いがして 小賢しい感じの役者がいいな。
そして一番のキモである佐竹光義。 これがさ! 原作読んだら今までの佐竹役がなんともハァ駄目駄目って感じでサァ。
TVは柄本明 芝居は(2000年版)小市慢太郎 映画は間寛平
私が演出家だったら、柄本さんもカンペーさんも選ばないなぁ・・・ このお二人に共通するのは、不気味さ。 柄本さんもカンペーさんも極普通の人が走る狂気だと思うんだよね。 隣のおっちゃんが実は精神を病んでいた。だから怖い。日常に紛れた狂気。 そこが不気味なところで怖いところ。 佐竹とは性質が違う気がする。
佐竹は(ヤ)の怖さもないと ねぇ。 一般人には怖いよ(ヤ)の人って。 またそれが魅力でもあるんだろうし。 裏家業の匂いがしないとなぁ。夜の闇の暗さが無いとなぁ。見た目も。 柄本さんもカンペーさんも、ダーティな色気は全然ないし。 あれだよね。そこ物凄く大事だよね? ある意味、恋愛モノでもあるワケじゃん?? だからヒロインの相手役は極普通のオッサンじゃ駄目なんだよ。 白馬ならぬ黒塗りベンツに乗る王子様が自分を浚いに来てもみくちゃに愛されるンだよ? 柄本さんもカンペーさんも、弱いよ。演出上、そのキャスティングじゃ弱い! もっと黒くて怪しくて素敵な人じゃあないと。
あれだよね。あのー、年下の可愛いチンピラに姉御扱いされて慕われ、カッコイイハーフのお兄ちゃんに押し倒され、一途に想われ、知らない世界で暗躍してるワイルドで危険(危険すぎるけどな)な男からターゲットにされる・・・ それって、すごく、あれじゃない?ハーレム?モテモテ? そのうえ、同僚達からも特別視されててさー。
まぁ。柄本さんやカンペーさんも解らないではないけれど。 異常人格者の演技が上手だし。 けど、中年女性の願望(ステレオ的な)を頭に置いてアプローチするなら 佐竹を異常人格者にしないように描きたいなーー ギリギリでさーーー よく見るよ。愛する者を死に際まで追いやってスルSEXは素晴らしく悦い 昔、JUNEとかでも読んだ。 昔っからあるんじゃないの そーゆー幻想。 愛のピークで逝く っての。
っていうか、柄本さんやカンペーさんとじゃ、エッチしても燃えないっっ 男性に奪われたいカタルシスを浄化デキン!その愉悦が、出ないっ
たしか、TVはそんなラストじゃなかったような気がするけどね・・・
佐竹は復讐のために雅子に近づくンだし。 雅子と佐竹の攻防は、相手を追い詰める戦略的なコトに描きたいなー TVの柄本さんは、不気味さばかり目立ってストーカーみたいだった。 不条理に感じられた。 でも不条理じゃ無いンだから、復讐だからね。 私が演出だったら、もっとクールにするな。佐竹。 闇の世界は俺のフィールドだ!と言わんばかりにね。 そいで、店を二つも持ってるオーナーで、 店一番人気の女の子から恋されてて(だから多少見た目も良いと思う) 普通の警備員にも化けられて、 県営住宅に住んでても目立たないオッサン。
私の頭に登場したのは、エンケンさんだったよ。 遠藤憲一さん。
ううーーん Vシネマっぽくなっちゃう なー
|