★KINPEI★
◎ ■オファー ◎

私たちが出会った団体の
その公演が終われば、彼女とは
何もなくさよならだった。

でも、彼女はとてもいい人だったので
私の友人がいたく気に入って
次の自分らの公演に勧誘したのだ。

彼女はいきなりなそのオファーにびっくりしつつも
参加を決めてくれた。

だから、私たちはまた再会することができた。
そして練習の為の多くの時間をすごす事になった。

私にとって、知り合い以上友達未満だった彼女は
練習や打ち合わせを繰り返す内に、
だんだんと素を垣間見て
以外にいい人だけじゃない!??
と思わせ、私にとってはすごく居心地のいい人になった。

でもそれだけじゃなく
彼女はすごくすごく魅力的な人だったから
話したり、メールしたりがすごく楽しかった。
パソコンが壊れてそのころのメールがなくなっちゃたのだけど
かなりな量のメールをやり取りしていたと思う。
お馬鹿なメールを山ほど。

友達として、すごく楽しい時期だった。

別に好きとかそういう感情なく、
でも恋愛の始まりの時みたいな、
話すだけで楽しくてっていう感じ。

こっちの一生懸命をストレートに受け止めて返してくれる、
そういう彼女の姿勢がとても心地よかった時。


あのまま、何も無かったら、そのまま、仲の良い親友になれて、
それで終わってたと思う。
あの一週間がなかったら。


   − 2000年05月01日(月) −             next

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