ok goというバンドの「A Million Ways」という曲なのだが、何ともチープでバカバカしい振り付けなのだが、妙に味がある。初めて見たときはどこかの素人のダンスなのかと思ったら実は本人たちであった。やけに目立つTim(ハゲメガネのおっさん)、口は動いているが実はこの人はベースで、本当のボーカルはDmian(長身のにーちゃん)である。実はDamianの動きも地味に迫力がありなかなか華麗なので、そちらも注目いただきたい。
「BLACK HOLES AND REVELATIONS」(MUSE) 通算4枚目のアルバム。初めて聞いた時にはいまいちMUSEらしくない、地味な展開が多いかと思ったのだが、今やすっかりヘビーローテーションで購入1週間にして30回ぐらい聞いている。これまでの彼らからは考えられないポジティブな展開で何か悪いものでも食べたんじゃないかと心配した#2「starlight」、やはりありえないディスコ調でVo.マシュー曰く「フランツ・フェルディナンドみたいに踊れる曲をやってみたかった」らしいが嘘吐けフランツはこんなに暗かねぇよ!と突っ込みたくなる#3「Supermassive Black Hole」、恥ずかしくて誰もやりそうもないアレンジをフォーンまで取り入れてやってしまった#9「city of delusion」、今までも十分仰々しかったがそれが色褪せて見えるぐらいより一層暑苦しいとも言えるぐらい仰々しいにも程があり過ぎる#11「knights of cydonia」(前奏2分)と、全部褒め言葉である。バカもここまで突き抜けるとすごい。本当に捨て曲がない。すごいやマシュー。(★★★★★)