"A" Jam Blues

2009年07月19日(日) 目的を考えて仕事をするということ

どんな事業活動にも目的がある。しかし、企業組織の階層が多ければ多いほどほど、目的と手段は多重に連鎖し、本来の目的が見えにくくなるため、目的を考えて仕事をすることが大切である。これは裏返して言えば、目的と手段がすれ変われば人は簡単に思考停止に陥ってしまうということである。「だれだれに言われたから」「ここにやれと書いてあるから」というのは危険だ。思考停止の技術者が技術開発を行うことがいかに危険な結果をもたらしうるかは、核兵器開発や環境破壊やクローン人間の例を持ち出すまでもない。しかし、目的を考えなくなる習慣というものは、義務教育に端を発するような気がしてならない。なぜ先生は算数をなんのためにやるのかを教えてくれなかったのだろう?


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あしだ [MAIL] [HOMEPAGE]