ほり日和  
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2006年10月09日(月) のだめカンタービレ〜その2

10月に入り、秋が深まってきました。

こんにちはみなさん、堀川です。

まず明治座9月公演「女たちの忠臣蔵」が盛況の内に幕。

ご来場頂きました皆様ありがとうございました。

初時代劇と言うことと、初の長期公演で心身ともに

疲労疲弊しましたが、気持ちの良い疲れの中で無事

千秋楽を迎えられたことをとても誇らしく思います。

今年はこれであとの舞台の予定は入っておりませんが

また来年に向けて色々勉強し直したいと思ってます。

今後ともよろしくお願いいたします。

さて、タイトルにある「のだめカンタービレ」。

ちょうど1年位前の日記でも書いてますが、これは

漫画のタイトルです。

KISSという月2回発行される月刊誌で連載されている

いわゆる少女マンガの区分になりますが

この漫画の面白さは以前日記で書いたとおり。

この「のだめ」がなんと今度ドラマ化されるそうです。

もう知っている人もいると思いますけれど、枠はなんと

フジテレビ月9ドラマ。

これを知ったのは8月の下旬だったんですが、まぁもう

兎にも角にも最近漫画のドラマ化が多すぎです。

オリジナルでやる自信がないんでしょうかテレビ局は。

「のだめカンタービレ」ファンの僕としては

実はドラマ化反対派。特にやって欲しくなかった作品です。

昔、これも日記で書いたと思いますが「いいひと。」という

ビックコミックスピリッツで連載されてた漫画がドラマ化された時

「いいひと」は作品的にはドラマ向きだった作品なので

ドラマ化された時は大いに喜んだのですが、実際ドラマを見たら

ことごとく原作に不忠実な作品ですごく不快になったので

もう自分が好きな漫画をドラマ化して欲しくない思いがありました。

そんな中での「のだめ」ドラマ化。

のだめも「音楽」という紙面では表現の難しいジャンルを扱った漫画なので

どちらかと言えばドラマ向きですが、主人公「のだめ」のキャラを

知る一人としては「のだめ」の破天荒な変態性は

ドラマ向きじゃないと思うのです。

ましてやそれを演ずる上野樹里さんがのだめが発する奇声

「ぎゃぼー」「ほげーん」「うきゅきゅっきゅー」

などと言っているのを見たくはありません。

のだめに出てくる変態はのだめだけじゃありません。

同姓であるもう一人の主人公千秋を愛してやまない真澄ちゃん(男)

世界的指揮者でありながらエロまっしぐらのシュトレーゼマン

甘やかされて育ったアホの峰

息子の溺愛振りにもほどがあるその峰の父、通称峰パパ

自分のコンサートに浮気相手3人を同時に呼ぶチェリストの菊池

主人公千秋を勝手にライバル視し、シュトレーゼマンを金で釣る大河内

弁当をのだめに奪われまくる大学生活を送るマキちゃん

自分の体よりでかいコントラバスを引きずる日々の佐久桜

抜群の裁縫の腕を持つがそれ以外の一切の家事が全くできない母・洋子

姉の名前を勝手に騙り、大学のツケで飯を食い漁る学長の妹・沙夜子

などなど、この作品に出てくるキャラクターはそのほとんどが

変態!

これをドラマでやって原作以上の面白さを作り上げるのは至難の業。

もとより、自分がこっそり好きだった漫画が水面下で話題を呼んでたのに

おおっぴらに全国区の番組になったから書店でも特別コーナーで

置いてある。



全くもって不愉快!

キャストも千秋役の玉木宏さんくらいしかそれっぽく見えるのはいない。

背は高いが髪が長い峰役

どう見てもかつらの真澄ちゃん役

背は小さくコントラよりも確かに小さいが別の映画で歌が下手だったために

音楽性が疑われる佐久桜役

フランス人の設定なのに日本人のシュトレーゼマン役

三木清良役がいるのになぜか菊池と黒木がいないことなどなど

のだめファンの僕としては

なんだかあんまり期待が持てない。

やるのはいいが、がっかりさせないで欲しいことを祈るばかり。

2007年にはアニメ化されるらしいが、まだそっちのほうが期待が持てそうだ。

唯一、ドラマに期待していること。

それは音楽面だけである。


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