2015年07月06日(月) |
猪は たいていはそバーにいる |
田植えが完了して様々な片付け仕事をこなしているうち、はや「あきたこまち」の中干しに入る頃となった。 梅雨の頃の中干しは、雨が多くてなんだか効果薄なのだが、水管理の作業が少し無いというだけで、農作業の手間が少なくてグッド。 「あきたこまち」7月中旬には 穂肥え の施用。そうしているうちに、末頃には出穂の時期。そうなると 例年通りの 猪との根競べが始まる。
毎日の圃場巡回のおり、猪の行動状況を確認しているのだが、例年にも増して圃場周りでの行動が多い。というよりも、圃場回りの草の茂みや果樹などの茂みの中に 潜んでいるようす。
考えてみれば猪にとって、人の住む近くが一番 安全で食料の確保がしやすい場所なのだ。猪はそのことを十分学習して 実践 している。
なまじっかな山の中に潜んでいたら、駆除を試みる人や、その方々が追い立てる 猟犬 に危険な目に合わされる。人里の人の通らない場所を選んで潜んでいるのが一番の安全。そして、日の入りから日の出までのあいだ、餌を探して方々掘り起こしていけばよいのだ。
規則では、猪ワナを仕掛けられるのは民家から300m以上だったか。猟銃を発射できるのは、民家から500m上離れた、日の出から日の入りまで だったかな。 「探偵はバーにいる」が猪は「たいていはそバーにいる」。あああ、米作りは難儀なことだ。
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