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■2015年12月14日(月)■

12日土曜日、子どもを補習校へ連れ行って、「さて、1時間ちょっとどこで時間をつぶそうかな……」と歩いていたら、ヴィクトル・ユーゴー通りを行く赤やピンクの人の群れ。おお、デモ行進だ! 初めて遭遇した! 道の果てから果てまで延々続く人の流れ。しかもみんな楽しそう。そうかー、フランス人はこれがやりたかったのかー。と、妙に納得。

非常事態宣言が出ている間はデモも禁止かと思っていたけど、もういいのだろうか? 警察官も何人かいるけど、車の誘導をするくらいで、手持ち無沙汰な人はデモ隊と談笑している。このテキトーな感じが何ともいえない。

デモ隊を横切って通りを渡ると、見慣れた楽器を持ったおじいさんが立っていた。「ユーフォニウム?」と聞くと「Oui ! ユーフォ知ってるの? 好き? じゃあ吹く?」。いやいやいや、今日は遠慮しときます。「今からあのバンドに参加するんだ。じゃ!」と言って、おじいさんは去って行った。おじいさんの加わったのは、“みんなそれぞれ家から管楽器持ってきました!”という感じの寄せ集めバンド。なぜかスーザの多いそのバンドは、みごとにデモ隊を盛り上げておりました。

「地球を守れ」とか「原発反対」のプラカードよりも、とにかく「楽しい!」という雰囲気が伝わってきたデモ行進だった。


■2015年11月30日(月)■

現在の移民向け仏語クラスのメンバーは9人。国籍はチュニジア、エジプト、ヨルダン、ベトナム、フィリピン、ブラジル、ブルガリア、イタリア、そして日本。宗教はキリスト教、ユダヤ教、イスラム教、仏教。言語はアラビア語、イタリア語、ブルガリア語、ポルトガル語、ベトナム語、タガログ語、日本語、そしてもちろんフランス語。少なくともこの小さな空間で、私たちは共存し、お互いを尊重し、笑い合っている。


■2014年04月22日(火)■

 4月後半。全国的にはどうか知りませんが、この地域では家庭訪問の時期です。小学校も幼稚園も。そして、去年も今年も、小学生の姉と幼稚園の弟の家庭訪問予定日が時間までぴったり同じでした。なぜだ。呪われているのか。
 それにしても、重なる可能性は分かっているはずなのに、どうして同じ時期に家庭訪問を強行するのだろう? とりあえず、遅れそうな幼稚園の方へ時間がぶつかっていることを伝え、「心おきなく遅れて下さい」と申し添えた。


■2013年02月07日(木)■

 幼稚園の行事に参加。“幼稚園児の保護者”という立場も、上の子の時から数えればもう4年目だというのに、未だに「あれ、何でわたしここにいるんだろう?」みたいな気分になる時がある。大勢の幼児のかわいらしく拙い出し物を見るために寄り集まっている大人たちの中に自分がいる、というのは何とも不思議な感じで。ほんの十年前までは想像もしていなかった状況であります。


■2013年01月23日(水)■

 映画『レ・ミゼラブル』を観てきたのでささっと覚え書き。

・思いっきり俯瞰で見せたり、顔のドアップで役者さんの目の動きまでわかったり、映画ならではの良い点を再確認。
・フォンテーヌに泣いた。痛々しいというか、痛そうというか。今わの際にコゼットの幻覚が見えて去っていくところは「ずるいぞ、CG!」というくらい泣かされた。
・テナルディエ、笹野高史さんの雰囲気が好きだったので、サシャ・バロン・コーエンは濃いわ〜。
・エポニーヌの「On My Own」は舞台のほうが泣けた。ひろいステージ上でポツンとひとり歌ってるほうが淋しさが際立ってたからかも。やっぱり島田歌穂さん好きだー。
・ジャベールの橋の上からの転落シーン。「ゴツッ!!」って(汗)。そんなに浅かったんか! 舞台だと「え? 死んじゃった……?」って感じだけど、映画では確実に即死だわ。痛そう。
・アンジョルラスの逆さづり。なんか短かった。これは舞台のほうがよかったなー。でも映画版もアンジョルラス、かっこいい。ひと目惚れするならマリウスよりアンジョルラスでしょ。
・年取ったせいか、エポニーヌよりフォンテーヌに泣くようになった。ああ、ガヴローシュにも泣いたわー。映画のガヴちゃん、死体の演技がうますぎる。しかもうちの娘の友だち(女の子)に似ていて、おばちゃん涙倍増。
・全体的にはよかった! DVDとかサントラとか欲しい!


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