2003年11月22日(土)
アルゴ・ナウティカがアルゴー船の物語であるのと同様にナウシカーは「舟に巧みな」の意味で海洋王国の姫の名だったはず。このナウシカーはオデュッセイアにほんのちらっと登場する女性で、ナウシカの由来であることは徳間書店の大判コミックス「風の谷のナウシカ」第一巻の巻末、作者の解説に記されている。
以前、もうだいぶ以前になるがリアルタイムでナウシカを知らない世代(たしか40代後半の人)にそれは何かと訊かれて答えに詰まった。映画と原作マンガではかなり異なる内容であることや、虫や腐海の話をするだけで、まったく内容が伝わらなかったのだが、いったいどういう話かと問われると、はたと困るものではある。
しばらく考えた末に、その時(ほぼ2年前当時)ひねりだした要約はこんなものだった。どこかにキャッシュが残っているかもしれないが。 「ある種の精神感応力を備えた少女が、人工的なシステムに抵抗しこれを破壊する話」
自然を大切にね、なんて、少なくとも原作のマンガには描かれていないような気がするが、どうなんだろう。
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