2003年02月10日(月)
テレビを見ないといいつつ、テレビネタが続く。
朝10時ごろに放送される「答えてちょーだい」。この番組で続けて取り扱われる話題に「二重生活」というのがある。二重生活の多くは、結婚している女性が他にも恋人を持ち二つの「家庭」を維持しているというものだ。
毎回(シリーズ化されているのか、たびたび数人の例が放送される)、いかにしてその二重家庭を維持しているのか彼女達の生活スケジュールが紹介されるが、驚くほどタフなのだ。毎朝、毎晩、二つの家庭分の家事をこなしているだけでも驚くべき作業量である。食事の支度、そうじ、洗濯、加えてパートにもでかけていたりする。
よくそんな毎日が続くものだと感心してしまうが、家庭電化製品が普及する以前の家事労働量はこんな程度ではなかっただろうことを思うと、こんな生活を維持することができるヒトには核家族一家庭分では結構ものたりないのかもしれない。
専業主婦、という言葉には三食昼寝付きなどとのんきな響きもあるが、炊飯器があり洗濯機があり、繕いモノなど遠い昔となれば「専業」してしまうと一人で二つ三つ家庭を維持していけたりしてしまうのかもしれない。おそらくは「主婦」として非常に有能な人たちなんだろう。それがこうしてキワモノ扱いとしての評価しか得られないとしたら、「専業主婦」になるのはなかなかリスキーな選択だとその予備軍は考えるだろうな。有能さを評価される場がないわけだから。
その手腕を生かす「二重生活」という手段の是非を問われると答えようがないんだが。
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