活字中毒のワタシの日記

2017年09月13日(水) 茂木健一郎『結果を出せる人になる!「すぐやる脳」のつくり方』★★★☆☆


茂木健一郎『結果を出せる人になる!「すぐやる脳」のつくり方

すぐやる人になりたい!と思いつつ読んだ本。

「深く考えないほうが、うまくいく!」(p21)

「あまり深」く考えないことを習慣化することです」(p21)

「習慣化のためには、『自分が何か特別なことをやっていると思わない』という『脳の脱抑制』が大事になってきます。特別なことをやっていると意識することで、脳が身構えてしまうからです。」(p21)

「目の前の努力を『頑張る行為』と意識せず、何も意識せずに行えるよう『習慣化』することが成功への近道ということになります。」(p23)

「基礎体力がなくなると、人間はやる気が落ちるばかりでなく、いろいろな言い訳をするようになります。」(p38)

TEDへのチャレンジ。
「毎日何かを工夫して、健全なプレッシャーを脳にかけることは本当に大切だと改めて感じたのです。」(p44)

「自分で自分に課す『自分からの制約』は、逆に脳のモチベーションを上げる行為となるのです。」(p45)

「時間とは圧縮する、つまりやることの密度を濃くするほど、内容の質が高くなると言われます。」(p45)

「人間は、一度『やらされている』と受け身に感じてしまうと、脳が抑制されて前頭葉を中心とする『やる気の回路』がなかなか働かなくなるということが、脳科学でも証明されているのです。」(p113)

「脳は、『自分の課題だ』と実感した時に初めてやる気を出します。」(p115)

「自分のやっている仕事にどれほどビジョンが持てるかによって、人のやる気は変化するのです。」(p181)

「実際に分かれ道に立って、どちらを選ぶべきか迷った場合には、ぜひ一度、『世の中に役立つ自分』を想像してみてください。」(p182)

この考え方は役立ちそう。

アインシュタインの言葉
「何かを学ぶためには、自分で体験する以上にいい方法はない」(p199)

何事も、やってみることから。

茂木健一郎『結果を出せる人になる!「すぐやる脳」のつくり方



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2017年09月11日(月) 堀川波『実家スッキリ化』★☆☆☆☆


堀川波『実家スッキリ化

読んでいて、こんなにムカムカしてきた本は久々。
外的コントロールがそこかしこに満ちていて、苦しくなりました。

この方は、実家が自分の家なんでしょうね。
自分の家だから、自分がコントロールしてもいい、すべきと考えている。
年に二回しか行かなくても(帰るという言葉を私はあえて使いません)。

「ひとつひとつが家族のヒストリーなので、母は捨てると怒るし、寂しがります。片づけを始めた当初、私がゴミ袋に捨てたモノを取り出して、『これはまだ使える』『今使ってるの!』と理由をつけては捨てさせてくれませんでした。
しかも私が実家から東京の自分の家に戻ると、『あれがなくて困ってる。どこに片づけたんや』とケンカ腰の電話がかかってくることさえありました。」(p42)

「モノを捨てるイコール寂しいという気持ちもわかるのですが、これから10年、20年先を考えればそうも言ってられません。勝手に捨ててしまいたいところをぐっと我慢。両親に『捨てる?』と聞くと拒否反応を示すので、『これ、要る?』『使ってるの?』と、言葉に気をつけながらの確認作業が続きました。」(p42)

「捨てるのを渋る母に効いた魔法の言葉は『もっといいのん、買ったるから!』」(p42)

「『なくても困らない』モノは『捨てるべき』モノ。」(p71)

「本当に大事なのはモノの量ではなく質」(p98)

「私の理想は家にあるモノすべてを使う暮らしです。」(p99)

「そこで私の『片づけブーム』が家族に新たな風を吹きこんでいます。
親にとってはありがた迷惑な話ですが、やっぱり楽しみ(作業)があったほうがいきいきとした気持ちになれるのではないか。両親と同じ時間を過ごしながら、そんなことを考えました。」(p101)

「今ではプロフィールに趣味は実家の片づけと書こうかなと思うくらい楽しんでやっています。次に帰ったときは、カーテンを替えようかな、タオルを買い替えようかな、なんて考えながらみんなが帰りたくなる実家を作っていきたいと思っています。」(p102)

お盆と正月の年に二回ほどしか帰らない

「『家族を思ってやってるんだよ』『片づけが好きだから趣味でやってるんだよ』というアピールを忘れないことがポイント。(略)
親は『あんたも、飽きずに好きね』という感じで私を見ていると思います。正直なところ、本当は片づけなんてしてほしくないけれど、私がどうしてもやりたいと言うから、やらしてあげてるというスタンスみたい。
でも、両親だけでモノを処分していくのは、やっぱり無理なのです。」(p103)

「一方で将来、絶対に捨てなければいけないときが来るのも事実です。
だったら、コミュニケーションを取れる間に、片づけた方が親子関係のためにもよいと思います。」(p104)

「明らかに要らないモノだと気づかせてあげられるのは、実の娘しかいません。」(p105)

「私は家は生きているものだと思っています。家を生かしているのは、そこに住む人です。暮らしながら手入れをして、家が喜ぶことをしてあげられたらと思います。」(p106)

「つつましくとも、きちんとした日々を明るく朗らかに過ごしてほしい。両親に対してそんな強い思いがあったからこそ、実家を片づけようという気持ちになりました。家族みんなを迎え入れてくれる場所であり続けてもらいたい。それが私のいちばんの願いです。」(p107)

親の暮らす家は、親のもの。
その家でどう暮らしたいか、どんな場所でありたいと思うのか、それを決めるのは、親。娘じゃない。

そう思います。

堀川波『実家スッキリ化



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2017年09月05日(火) 齋藤孝『すごい「会話力」』★★★☆☆


齋藤孝『すごい「会話力」

会話力を高めるための、心構えを齋藤孝先生が紹介する本。

「性格は明るくなくてもいいから、『表情と身体はチアフルに』」(p43)

「初対面の相手の性格が底の方で明るいか暗いかという点に、普通はそれほど関心がありません。気にしているのは、この人と楽しく会話できそうかどうか、だけです。」(p43)

「ものを交換し合うのではなく、お互いに情報を交換したり、同じ秘密を共有したりすると、相手との間に強い気持ちの繋がりが出来るのです。」(p81)

「『要約して人にしゃべる』というアウトプットを念頭においた読書は生産的な読書になります。」(p96)

「気づまりな人と一緒にいると息も詰まってきますし、呼吸が楽に出来る相手と一緒にいると気楽な気持ちになります。誰かの前で息が自然に出来るかどうかは、その人との関係性に大きく左右されるのです。」(p111)

「福沢諭吉と勝海舟。ともに一流の人物ですが、二人に共通しているのは、覚悟が決まっていて、かつ人に対して常にオープンであるということです。」(p210)

よいこと聞いた、読んだ、で終わらず、実践すること。

齋藤孝『すごい「会話力」



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