活字中毒のワタシの日記

2017年06月05日(月) アービンジャー・インスティチュート『自分の小さな「箱」から脱出する方法』★★★☆☆


アービンジャー・インスティチュート『自分の小さな「箱」から脱出する方法 人間関係のパターンを変えれば、うまくいく!

人間関係をよりよいものにしたい、と思った時に参考になる本。

メモ。

「人は自分の感情に背いたときに、箱に入る。」(p127)

「箱の中にいたわたしが何よりも求めていたのは、自分が正当化されることだったの。一晩中、いいえ、もっと前から息子を責め続けていたとしたら、自分が正当化された、自分が正しかったと感じるために、何が必要になる?」
「息子さんを責めている自分を正当化するには、相手が責めるに足る人間でなくてはなりませんから」(p162)

「驚くべきことなんだが、こちらが箱の中にいると、相手が問題を起こす必要が出てくるんだ。つまり、問題が必要になる。」(p163)

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1部 「箱」という名の自己欺瞞の世界(「君には問題がある」/自分だけが気づいていないこと/何も見えない状態に陥るとき ほか)/第2部 人はどのようにして箱に入るか(箱に入っているのは、あなた一人じゃない/箱の中に押し戻されてしまうとき/あなたを箱の中に追い込む「自分への裏切り」 ほか)/第3部 箱からどのようにして出るか(「素直な自分」を引き出す/「どうすれば箱の中から出られるか」/人として、相手と接する ほか)

アービンジャー・インスティチュート『自分の小さな「箱」から脱出する方法 人間関係のパターンを変えれば、うまくいく!



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2017年06月04日(日) メンタリストDaiGo『ワンコイン心理術 500円で人のこころをつかむ心理学』★★★☆☆


メンタリストDaiGo『ワンコイン心理術 500円で人のこころをつかむ心理学

メモ。

「『サイレントフォーカス』といって、大事なことを言う前に数秒間沈黙する『間』も、相手に強い印象を与えます。」(p32)

「自分が相手に印象づけたいイメージがはっきりしていてこそ、初めてこちらが望む第一印象を相手に与えることが可能になります。」(p58)
スリーポイントプロフィールがおすすめ。

「人は『親しい人にはプライベートな話をする』との同時に『プライベートな話をすると、その人のことを親しいと思い込もうとする』という習性があるのです。」(p62)
認知的不協和の解消。

「成功しても失敗しても、どっちに転んでも私にとってはプラスなので、あまり緊張せずに本番に臨むことができるわけです。」(p140)

「自信ありげに振る舞っているうちに、本当に自信が湧いてきて、緊張感もなくなるものだからです。」(p142)
心理学者リチャード・ワイズマンの「As ifの法則」

「新しい習慣を定着させるためには、朝に取り組むのが一番です。なぜなら朝はまだ前頭葉が疲れておらず、意志力を発揮できやすいからです。」(p176)

「『何を言ったか』よりも『誰が言ったか』の方が重視されます。まずは自分の存在感を高めることに、力を注ぐ必要があります。」(p199)

メンタリストDaiGo『ワンコイン心理術 500円で人のこころをつかむ心理学



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2017年06月03日(土) 星野源『そして生活は続く』★★★★☆


星野源『そして生活はつづく

こころが疲れた時に、適当に開いたページを読んで、ちょっと笑って、元気のモトをもらえる。そんな本だな、と感じました。

とてもとてもくだらない。
でも、なんだかほっとする。

星野源さんの、率直なところが、かっこよくなれない自分をきちんと認めているところがかっこいいなーと思いました。

過労で倒れた時の母の言葉
「過労?……ああ。あんた、生活嫌いだからね(略)掃除とか選択とかそういう毎日の地味な生活を大事にしないでしょあんた。だからそういうことになるの」(p28-29)

「生活を置いてきぼりにすることは、もう一人の自分を置いてきぼりにすることと同じだったのだ。」(p29)
生活をおもしろがりたい。
「むやみに頑張るのではなく、毎日の地味な部分をしっかりと見つめつつ、その中におもしろさを見出すことができれば、楽しい上にちゃんと生活することができるはずだ。」(p29)
人から聞いた、トイレの便座の上にいたしてしまった話。
「そんな風に、たとえ欠点や弱い部分でも共鳴し合う部分があれば有効なコミュニケーションツールになる。完璧な人間などどこにもいない。誰にでも必ず弱い部分はある。人間だけに与えられたこのツールを、私たちはもっと臆さず使っていいと思う。」(p108)

「みんなばらばらでいいじゃないか。そう思えるようになってからはずいぶんと楽になった。それまでは周りにうまく合わせられないことに罪悪感を感じていたのだけど、そのときから集団の中でひとりになることを堂々と楽しめるようになった。
本当に優秀な集団というのは、おそらく『ひとつでいることを持続させることができる』人たちよりも、『全員が違うことを考えながら持続できる』人たちのことを言うんじゃないだろうか。」(p179-180)

そうだな、と思ったところ。

「この本は、自分のダメな部分をなんとかおもしろくしよう。おもしろがれたら、そんな自分も好きになれるかな、みたいなテーマで、自分のダメな部分をなるべくそのまま書いた本なんです。好きになってちゃんと一歩前に進みたいっていうか。」(p196-197)

一番響いたところ。

「『なにげない日常の中に素晴らしいものがある』どや顔でそんなことを言う人は苦手です。『なにげない日常』の中には『なにげない日常』しかない。素晴らしいものなんてない。その中から素晴らしさ、おもしろさを見いだすには、努力と根性がいります。黙ってても日常はおもしろくなってはくれない。見つめ直し、向き合って、ものごとを拡大し新しい解釈を加えて日常を改めて制作していかなきゃならない。毎日をおもしろくするのは自分自身だし、それをやるには必死にならなきゃ何の意味もない。
つまり、一生懸命生きなきゃ毎日は面白くならないってことだ。」(p203)

ですね。なんか元気出た。
ありがとう!

星野源『そして生活はつづく



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