活字中毒のワタシの日記

2017年01月08日(日) 光野桃『私のスタイルを探して』★★☆☆☆


光野桃『 私のスタイルを探して

メモ。

足が太いとか、エラが張っているとか、ちいさなことにこだわって悩む人へのアドバイス。

「大切なことは、部分で見ないということ。できるだけ全体像を掴み、それをイメージでとらえることである。」(p78)

「ここでいうファッションとは、いわゆる刹那的なゲームとしてのそれではない。生きる上で必要なプレゼンテーションとしてのファッションなのだから、自分が今後どうなっていきたいのかということが表現できなければ意味がないし、また、そういう展望を持っていた方が、今のファッションも決め易くなるのである。」(p79)

そのためにはイメージ写真を集めてみるのも効果的だそう。

「頭の中にいつのまにかインプットされていくのである。なりたい女になる、その方向性を明確に持っていれば、間違った服や小物を選ぶことも少なくなる。」(p79)

「人は、ある日突然変身するのではない。目の前にある階段を、一歩一歩着実に上がっていくことでしか、理想の姿に到達することはできないのだ。」(p79-80)

「『似合う』というのは、身につけたものと、着る人のイメージがきれいに一致し、調和している状態をさすのだと思う。」(p134)

「似合わないのはなぜ?」の一節。
「選択にじっくり時間をかけると同時に、『買い』の現場では集中力をもって自分のイメージともののイメージの合致を判断する。その時、ある一定のスピード感をもって選び取る。グズグズと迷う時はたいてい間違っている時だと私自身は決めている。
瞬間的にピンとくる、この感じを訓練していきたい。」(p134)

光野桃『 私のスタイルを探して



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2016年12月26日(月) 政近準子『「好き」を超えたら「似合う」がある パーソナルスタイリストが教えるおしゃれリアルルール』★★★☆☆


政近準子『「好き」を超えたら「似合う」がある パーソナルスタイリストが教えるおしゃれリアルルール

どうしたら今の自分に似合う服がわかるか?の問いに対しての回答。
「実は素敵というのは、他人が決めること。ですから、『似合って素敵な服』を見分けるには、他人の目に映る自分のよさを知って、引き立ててくれる服を着なくてはいけません。そこでは、自分を客観視することが、とても重要となってきます。」(p18)

そのためには「写真日記」が有効だと。

「大人の女性ならば、自分のファッションに『好き』だけでなく、『装いはギフト』の意識も持ちましょう。」(p21)

老け顔を目立たなくするためには?
・顔周りに明るいアクセサリー
・感性に刺激を与える
・お手入れやメイク

ファッションセンスの磨き方
「自分が何を美しいと思い、どんなものを評価するのか。装うには、そんな根本となる考え方が欠かせませんが、それにはまず、価値あるものを見抜く目を養うことが必要です。」(p39)

Tシャツが似合わなくなったら
「大人がTシャツでおしゃれをするなら、本来は少し上級ブランドのハイクオリティなものを選ぶべき」(p52)

すべて高いものを買う必要はないけれど
「自分を引き上げてくれるようなラインナップがあってこそ、他の服も生きてくるのです。」(p58)

小柄でも
「それでもジャストサイズを探しましょう。」(p66)

オンオフ問わず活躍してくれるパンツは?
「黒の薄手のウールパンツと、上質な白のパンツを持ちましょう。」(p68)

安い服でもチープに見せず、おしゃれに見せるワザ。
「シンプルなデザインのベーシックカラー、または流行色を選び、安いものだけでコーディネートしないこと。」(p132)

ワードローブでお金をかけるべきは
「アウターと、自分の『難あり』部分のアイテムに」(p138)

「装いはテーブルの上の料理がさらにおいしくなる、魔法のソースのようです。」(p154)

「ちょっと気が利いたおしゃれをしていくことは、自分の満足のためだけでなく、ともに過ごす人への気遣いでもあるのです。」(p154)

装う。
気遣う。
気持ちいい時間を過ごす。

それらを、当たり前にできるようになれたら、いいな!

政近準子『「好き」を超えたら「似合う」がある パーソナルスタイリストが教えるおしゃれリアルルール



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2016年12月10日(土) 木村榮治『遺品整理士という仕事』★★★☆☆


木村榮治『遺品整理士という仕事

遺品整理に携わるプロが語る、現実。

よりよく生きることと、よりよく死ぬことはイコールだということを読みながら感じました。

すっきりさっぱりと、身軽に、旅立ちたい。

自分の大切な人たちにも、そうあってほしい。

心に残ったところ。

「遺品整理の基礎となるのは、『遺族は自分たちでやりたいのにできない状況にある。だから遺族の代わりに、イコール遺族のつもりになって遺品整理に臨まなければならない』という信念です。」(p59)

「ほとんどの遺族は、遺品整理士に依頼をするまで自分たちだけで整理しようと試みています。それに挫折して依頼するわけですから、遺品は大事な人が使っていたものという感覚がマヒし、自分の自由を奪う重荷であると感じ始めている方が多いのです。」(p65)

「遺品整理には二つの側面があります。ものの整理と心の整理です。」(p68)
よってカウンセリングマインドが必要となる。

「亡くなることを前提として話すと、親は心を閉ざしてしまいますし、『後で私が大変になるから』と子どもが自分本位で動いては、衝突するのも当たり前。親の身になり、タイミングを計ってあげることが必要です。親と思いを共有しなければ難しいことなのです。」(p99)

親の家がごみ屋敷化する原因。
「多くは健康上の問題です。」(p99)

「そのような予兆があった場合は、増えたものに目を向けるより親の変化を読み取ることが先決です。」

生前整理を行うときの二つのポイント
「一つがお金の問題、もう一つは心の問題です。」(p101)

「エンディングノートを介して、気がつけばコミュ二ケーションが増えた。そんな姿が理想です。」(p114)

「自分の身がなくなったとしても、残ってほしいものは何か。
それを使って、見て楽しんでいる家族の姿が思い浮かぶか。」(p116)

「遺品整理士から見ると、孤立死をしてしまう人たちの部屋には、ある特徴があります。ありていに言えば、散らかっているということ。膨大で整理されていないものの山がいくつも生じていて、特殊清掃はもちろん、遺品整理についても手こずることが多いのです。」(p138)

さみしさを埋めるために、ものを買い、ためこむ人。
ものではさみしさは埋められない。
だから止まらない。

何かしら手立てと予防が必要だと心から思います。
片づけに携わるプロは、一読すべき。

木村榮治『遺品整理士という仕事



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