活字中毒のワタシの日記

2015年12月01日(火) 山本あきこ『いつもの服をそのまま着ているだけなのになぜだかおしゃれに見える』


山本あきこ『いつもの服をそのまま着ているだけなのになぜだかおしゃれに見える

すぐにできそう、これやってみよう、と思えるポイントがわかりやすく説明されています。
すでにそこそこおしゃれな人は、自分のしていることに納得できるかも。
そして何から始めたらいいのかさっぱりわからない、おしゃれって何?な人にはだまされたと思ってひとつひとつ取り入れてみるとわかるかも、という、おしゃれ初春者向けの一冊だと思いました。

「ファッションとは、その日会う相手への心遣いだと私は思っています。相手とその場を楽しもうと思っている気持ちは、必ず相手に伝わります。」(p79)

「くり返しますが、シンプルな服に、バッグや小物で変化をつけることが、おしゃれの基本です。」(p89)

「実はバッグが、コーディネートの印象を大きく左右することに気づいていない人がほとんどなので、バッグも入れてコーディネートをしていれば、『なぜだかわからないけれど、この人はおしゃれ』だと思われます。」(p89)

「ピアスは3つあればい。『プチ』『大ぶり』『すごく大ぶり』」(p100)

「困ったときはコンバース」(p104)

「白シャツは知的で上品な雰囲気を生む」(p122)

「なぞの色気を感じさせるのがとろみ素材のブラウス」(p128)

「持つべきTシャツは3つ!英字、V字、グレー」(p154)

ひとまず素直に取り入れてみようと思いまーす。
(でもオヤジ靴はないなー)

山本あきこ『いつもの服をそのまま着ているだけなのになぜだかおしゃれに見える



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2015年11月27日(金) 香山リカ『スピリチュアルにハマる人、ハマらない人』★★★☆☆


香山リカ『スピリチュアルにハマる人、ハマらない人

イマドキのスピリチュアルの現状について論じた一冊。

メモ。

「現代のスピリチュアルの祈りの文句は、『世界やすべての人類が幸せになりますように』ではなくて、『私がより快適に暮らせますように』なのではないだろうか。」(p73)

「実際、彼女たちが求めているのは、積極的な自信の持ち方といったスキルを身につけることですらない。内向きに構成された問いが最後に求めるのは、『そのままのあなたでいい』『自分の中にいる本当の自分を愛そう』といった受容や慰撫のことばなのだ。」(p110)

「『問題は社会にある』と話を広げられてもピンとこない人が、逆に『問題は生まれる前の霊的世界にある』というレベルまで話を広げると、ストンと腑に落ちる。」(p116)

だから大丈夫ですよ、そのままでいいんですよ、と超越的立場から微笑みかけてくれる江原氏が人気を得ているのではないかと著者はいう。

小泉首相の言っていることではなくてその態度に好感を得た多くの人々。
それと同様に、カウンセラーに対してもわかりやすさを求める、と。

「『だましてほしい』とまでは言わないが、とにかく明るい気持ちにしてもらいたい。希望や感動を与えてもらいたい。私だけそういう『気分』になれれば、他の人のことまではしらない。そしてそうしてくれるなら、その内容や真偽のほどは問わないことにしよう・・・。」(p169)

それほどまでに、日常的な希望や感動に飢えているということ。

内向き志向が蔓延する中、自分がどうありたいのかあるつもりなのか。
結局は自己責任。

感想。確かに「英霊が喜ぶか」なんてのは、スピリチュアルだ。

香山リカ『スピリチュアルにハマる人、ハマらない人



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2015年11月09日(月) 若林正恭『社会人大学人見知り学部卒業見込』★★★★☆


若林正恭『社会人大学人見知り学部卒業見込

読んで、ますます彼が好きになりました。
不器用で、自分のことが好きでなくて、自信が持てなくて。
でも、努力を重ねて、
器用で、自分のいいところも生かせるようになり、自信が持てるようになっていく様子に励まされました。

「自力では抜け出せない程のネガティブな感情に嵌った時、一番最初に起動しなくちゃいけないのはやっぱり心だ。」(p86)

「大丈夫と言うことから大丈夫は始まるのだ。」(p87)

「根拠のない自信。最強だ。
状況がダメなのではなくて、状況をダメと捉えてしまうことがダメなんだ。」(p176)

「物質的な豊かさと幸福感はそこまで比例しないという『見切り』は、『自信』の代用品になるような気がする。」(p178)

「しかし、それからというもの、ぼくは宿題をやる時間を何かが思いつかないといけない時間とは考えなくなって、ショートさせる時間ということにした。なので何も思いつかなくても平気になった。」(p195)

「3日後、電話がかかってきて、春日は『どうしても幸せなんですけど、やっぱり不幸じゃないと努力ってできないんですかね?』と真剣に言ってきた。」(p205)

「本当にずっと不思議だった。全然ウケないし、負けまくっているのに、なんでこんなに幸せそうなんだろう。(略)
その頃には、春日のそういう精神性は羨ましいを通り越してぼくの憧れになっていた。なぜかというと、テレビに出てお金をある程度もらえれば幸福になれるとぼくが信じていたからだ。
たしかに、前より生活に困ることはなくなった。でも、幸福感はさほど変わらないんだ。
春日はずっと楽しそうで。
若林はずっとつまらなそうだった。
ここに何かの鍵があるような気がしていた。」(p206-207)

「ぼくは、春日が子どもに人気があるのは見た目にインパクトがあるからだと漠然と思っていた。しかし、見た目は関係なかった。春日という男は自分に自信があり余裕がある。子どもたちはそれを感じ取って春日に集まっているのではないかと感じた。また、逆にぼくの息苦しさも同時に子どもたちは感じ取っているような気がした。」(p207)

「春日は、正直本当に面白いことを言える人間じゃないと思う。でも、すごく面白い人間だと思う。」(p208)

若林正恭『社会人大学人見知り学部卒業見込



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