活字中毒のワタシの日記

2015年08月10日(月) ジェニファー・L.スコット『フランス人は10着しか服を持たない』★★★☆☆


ジェニファー・L.スコット『フランス人は10着しか服を持たない

メモ。

「あの日、マダム・シックと一緒にイチゴのタルトを作ったことは、わたしにとって忘れられない経験になった。ささやかなことでも心をこめて行えば、毎日が素敵になると気づいたから。
(略)
毎日、自分と家族のために、盛りつけにもこだわって料理を作れば、食事の時間を大切にしよう、体に良い物を味わって食べよう、という意識が高くなる。それに、心をこめた料理からは、かけがえのない家族と食卓の喜びを存分に味わいたい、というあなたの思いがきっと伝わるはずだ。」(P37)

著者がアメリカ人であることと、刺激を受けた対象がフランス人の上流家庭だということを頭において読むと、日本人の自分が取り入れるといいポイントがより明確になるな、と思いました。

「いつも服装や身だしなみを整えておくのは、敬意を表すということー自分自身に対して、そして家族や恋人はもちろん、日常生活であなたが出会うすべての人に、敬意を表すことなのだ。」(p114)

「女らしい印象の決め手はやはり姿勢の美しさだ。」(p118)

姿勢の美しさは、文化や性別、年代を問わず大切なこと。

「あなたの家もぜひ、姿勢がよくなるようなインテリアにしてみよう。家の中でもおしゃれをして姿勢よく座りたくなるように、美しい空間にするのだ。家の中がだらしなく散らかっていると、姿勢までだらしなくなる。」(p119)

背筋がのびるインテリア、という発想が面白いなと思いました。
だらしない空間だから、だらしない自分になってしまうのは、あるかも。

一方で、だらーんとできる安心感のある空間というのもありだろうなとも思います。

「いちばん大切なのは、目には見えない女らしさ。自信、ユーモアのセンス、遊び心や冒険心―そういうものが、多くの女性たちが憧れる“何とも言えない魅力”を醸し出すのだ。」(p134)

「上等な食器をふだん使いにする」(p141)

自分の「上質」を知り、決め、そしてその「上質」を意識して暮らす。
上質な人生は、そういった小さな上質へのこだわりでできていくと思います。

上質=高級品、ではなく。
値段のつかないようなものが上質だったりもする(子どもからの大好きレターとか)。

「幸せとは欲しいものを手に入れることではなく、持っているもので満足すること」(p188)

「彼らの楽しみはささやかで、言ってみれば同じことの繰り返しだった。けれども、彼らは毎日の暮らしのなかでマンネリになりがちなことを楽しんでしまう方法を見出していた。」(p207)

シンプル丁寧な暮らしを提唱されている方は、同じことを書いてらっしゃいます。
きっとそこに暮らしを楽しむ本質があるから。

「誰にでも、面白くなくても毎日やらなければならないことが(ひとつくらいは)あるはず。大事なのは、どうせやるなら自分なりに工夫して楽しくすること。そして、「こんなことをしているヒマがあったら、あれもこれもできるのに・・・」なんて考えないこと。」(p211)

「そのときわたしが身をもって学んだのは、生活がマンネリ化して、ささやかなことに喜びを感じられなくなったら、いちばん効果的なのは五感をフルに生かすということ。」(p214)

「1日じゅう慌ただしく過ごさないように気をつけよう。うわの空はやめて、なるべくひとつのことに心を集中させる。(略)
たとえ時間がなくても、そのときやっていることに集中しよう。ただやみくもに用事を片付けるだけでは意味がない。(略)あせらずに落ち着いて過ごすように心がければ、慣れないことにも進んで取り組めるようになり、ささやかなことにも喜びを感じやすくなる。」(p216)

一意専心。
前後際断。

「家族と接するときも、良いマナーを心がけよう。そうやって、あなたが家族を大切に思っていることを毎日伝えよう。そうすることで、家族がお互いに相手に対する敬意を忘れないようになる。」(p227)

「あなたさえその気になれば、日々のささやかなできごとが特別になる。すべてはあなた次第なのだ。笑いや友情、アート、知的な探求、そして喜びにあふれるとき、人生は素晴らしいものになる。毎日いろんなことに感動しよう。毎朝ベッドから出るとき、あなたは2つの選択肢のうちどちらかを選ぶのだー何も考えずにただ用事を片付けながら、ぼんやりと一日をすごすか、それとも、どうせ何かをやるなら熱心に集中して取り組んで、状況のいいときも悪いときも、そこから何かを学ぶか。」(p132)

上質な毎日のために、意識するといいこと。
選択すること。
心を今に、体を動かす。

厳選された服のみで暮らす、ということよりも精神的な選択肢について触れられた良書だと思いました。

ジェニファー・L.スコット『フランス人は10着しか服を持たない



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2015年08月09日(日) 渡辺有子『すっきり、ていねいに暮らすこと』★★★☆☆


渡辺有子『すっきり、ていねいに暮らすこと

こころにのこったところ。

「一日のはじまりは部屋をととのえてから」(p14)

「すべてが定位置になり、これが家の中の『ゼロの状態』という状態にしたいのです。レギュラーにすることでその日の日常がはじまります。」(p14-15)

「今、我が家のティッシュは家にひとつ。ごみ箱はキッチンにフタ付きのものと洗面所に小さなカゴがひとつだけ。意外にもこれで十分、やっていけます。(略)溜め込まないということはどんなことでも、暮らしの中で大事なことのように思うのです。」(p30)

「料理上手とはおいしい料理が作れるだけではなく、手際のよさも含まれているように思います。(略)手際よく料理をしてなおかつ、段取りがよければ料理ができあがったときには片付けも終わっているという、それが理想的な料理上手。」(p47)

「そもそも、冷蔵庫は物を詰めるところではないはずですものね。」(p66)

「冷蔵庫は作業している間に必要な冷えた作業台なのです。」(p67)

「道具は必要な時に使うものだけれど、料理を道具から発想することができたら、それはまた楽しいものだと思うのです。せっかく手に入れた道具なのだから、どんどん使って、使いこなしていけたらいいですよね。そうなれる道具が、自分にとってのいい道具なのだと思います。
だから、重い道具はあえて、しまいこまないことにしています。」(p75)

「その日に、その時に、食べたいと思ったものを食べる、そに日に目で見て、新鮮でおいしそうなものを使いたいと思っています。その時の『おいしそう!』と思う自分の目とその気持ちを大切に。そうすると、夕食の支度を嫌々するということもない、というオマケもついてきます。」(p99)

「理想の朝時間を手に入れるのはいつになるでしょうか。
朝の時間、習慣を、思いっきり見直してみるというのもいいかもしれませんね。」(p140)

見直してみたいと思います。
きっと変わるから。よいほうへ。

「気分転換の隙間は次のことへ気持ちが向いていく大切なひと時。ひとつひとつをクリアにしてムリなく、前へ進んでいきたいものです。」(p156)

ひとつひとつ。
クリアにするというのと、クリアすること。
クリアにすれば、クリアできる。
クリアにするためには、まず出す、見る、受け止める、受け入れる。

今すべきことが見えてきた気がしました。

こんな透明感のある暮らしを私もしたい。
渡辺有子さん、ありがとうございました!

渡辺有子『すっきり、ていねいに暮らすこと



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2015年08月07日(金) 篠田桃紅『103歳になってわかったこと』★★☆☆☆


篠田桃紅『103歳になってわかったこと

この年齢の方が書かれた本、という理由で売れているのだと思いますが、正直この本を読むならもっと響く本がいっぱいあるのにな、と思いました。

高峰秀子さんや児玉清さんの本の方が、より自分には響きました。

こころに残ったところ。

「私の根は、私が今まで触れたすべてでできている。家にある軸、額、書、紀元前の甲骨文字、古今集などあらゆる古典。また文字でないものでも、あらゆる影響、感動、拒絶すら、なんでもが私の根になっている・・・。」(p101)

「時宜に適って、人は人に巡り合い、金の言葉に出逢う。」(p155)

私を貫く生き方は素敵だな、と思いました。
こんなに強く生きられたら・・・どうかな。

篠田桃紅『103歳になってわかったこと



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