しつこく歯医者

そういえば、
僕が今の歯科医院に通うのを辞めようと思ったことは何度かあった。

一ヶ月ちょっと前、
治療室では小さな液晶が見られるようになってるのだけど、
その時はアメリカのイラク攻撃が全盛期だった。

画面上にはバシュバシュとミサイルが飛び交い
空爆されるバグダッドの街が映し出されていた。

それを治療されながら見ていた私に、
歯科医師がポツリと漏らした一言

「スカッドミサイルは、スカッドするよな」

この歯科医院に通うのは辞めようと思った。

それでも歯科助手がキュートなので通っている。
2003年05月09日(金)

歯医者アゲイン

もう行かないと心に決めていた歯科医院

けれども、また虫歯が悪化して痛い思いをしても困る。
なにより、ここの歯科助手さんは美形ぞろいだ

そんなどうしようもない理由から
またあの禁断の歯医者に通いだした。

「ちょっとお待ちくださいね」

歯科医院の治療台(別名地獄の断頭台)に座ると
医師が来るまでちょっと待てと伝えられた。

「ちょっと時間かかりますので、雑誌読んで待っててください」

そう言って歯科助手さん(美形)が渡してくれた雑誌は

「non-no」

だった。
一体何を読めと。

non-noの表紙で長谷川京子さんが怪しげに微笑んでいた。
2003年05月08日(木)

白衣

僕は白衣を着る仕事をしている。

ちょっとした外出の用事なんかは、白衣を着たままで済ませてしまう。
しかも、職場の車を使って外出する場合は、
ビックリするぐらい真っ白の車を乗り回す。

最近何だか、そのなりで街を走っていると
痛いほど街の人の視線が突き刺さる。
2003年05月06日(火)

ランキング

人類がここまで発展することができたのは、
人間が持つ競争心に依るところが大きい

他者より有利に、他者より上位に。

そんな気持ちが人類を進歩させた。
ソ連とアメリカが競った宇宙開発などその典型だろう。

人間はとにかくランキングが大好きだ
自分に関係ないランキングでも興味深く見てしまう
格付けという言葉にも目がないらしい

会社の格付け
大学の格付け
抱かれたい芸能人

それはまるで人間の格付けを見ているかのような趣だ。

さて、そんなランキング大好き人間。

当然、僕だって例外ではない。
やはりランキングは気になるし、
格付けだって気になって仕方がない

そんな僕は、勤務時間中でありながら仕事もせずにこのランキングをずっと見ていた。

ランキングの内容も、コメントも非常に興味深い
かなりの猛者どもが投票しているに違いない。

ランキングなんて、所詮は他者との相対的比較に過ぎない
そこに本質なんて存在はせず、醜い競争欲の表れでしかない
そう、本来、ランキングや格付けなんてものは何の意味もなさないのだ。

けれども、ただ一ついえること、
仕事中にこんなランキングを真剣に見ている僕は、間違いなく人間として最低ランクの格付け。
2003年05月02日(金)

コーラ

アンニュイな朝。
寝ぼけ眼で車を運転し、職場へと向かう。

ふと、モーニングコーラが飲みたくなった僕は、
路肩に車を停車し、販売機へと向かった。

「大感謝!コーラ500ml 100円!!」

ど派手な広告文句と共に、販売機に陳列される500mlのコーラ
かなりのボリュームだ。

そして、その下の列では

「女性にオススメ!ちょどいいサイズ!コーラ 250ml 100円!!」

と、小さめのコーラ缶が陳列されている。

しかも、レギュラーサイズ(350ml)のコーラは120円

もはや、物の価値すらわからない。
そんなアンニュイな朝。
2003年05月01日(木)

175R

最近のミュージックシーンの動向が分からない。
なんだか175Rと書いてイナゴライダーとかいう団体が
ブレイクしているようだがよく分からない。

どれぐらい分からないかというと、
職場の同僚との会話で

同僚「最近聞いてるんだけど、ひゃくななじゅうごアールっていいよな」

ワタシ「ああ、俺はホンコンのほうが好きだな」

二人とも間違ってる。

とにかくミュージックシーンが見えない。
2003年04月30日(水)

GW

世間様はゴールデンウィーク間近ということで非常に浮かれている。

右を向けばゴールデンウィーク
左を向けばゴールデンウィーク
恋人達とゴールデンウィーク

楽しい楽しいゴールデンウィークという響きに
皆が心弾ませて浮かれている。

けれども私は、ゴールデンウィークという響きが嫌いだ。
単純に休みがいっぱいあるのは嬉しいけど
ゴールデンウィークという響きが嫌いだ。
浮かれもしない。

子供の頃、ずっとずっと
「ゴールデンウィーク」のことを「ゴールデンウインク」だと思っていた。

何度も何度もゴールデンウインクと連呼。

沢山休みがある日々であるはずなのに
私の中では黄金的なウインク。
物凄くセクシーなウインクでもされてるような趣き。

その間違いを友人に指摘された時の恥ずかしさといったら、
休みに心弾ませている場合ではないほど。

だから私は、ゴールデンウィークと聞いても浮かれない。
ただただ、屈辱的に辱められた、黄金的ウインクを思い出すだけだ。

2003年04月28日(月)

ポンチ絵

我が職場の上司は、古い人間だからなのかもしれないけど、
書類なんかで分かりやすく説明するために描いた図のことを

ポンチ絵

って呼ぶ。
ポンチ絵ってのは、
どうやら1862年に創刊された日本初の漫画雑誌「ジャパン・パンチ」に由来し、風刺絵を総称してポンチ絵と呼ぶようになったらしい。

そんな話はどうでもいいとして、
上司が連呼する「ポンチ絵」という言葉。
あまりに連呼するためか、
聞きなれない新人達も真似して「ポンチ絵」という。

いや、どうやら本人達はあまり分からずに言ってるのか、
どう聞いても

「チンポ絵、チンポ絵」

と言い間違えている。
気づいていないのは当の本人だけ。

何も知らない新人の

「もっと大きいチンポ絵描いた方がいいっすかね?」

という言葉に、まだ見ぬチンポ絵を想像して
顔を赤らめてしまうウブな私
2003年04月27日(日)

カップウドン

最近の若者ってやつは、酷くだらしない。

職場のデスクの上に、どん兵衛の食べ残しを放置する後輩。
食べ残すことも許し難いが、それを放置するなんて許せない。

油が浮いた茶色い汁に、
ウドンの麺がユラユラ揺れる。

あまりのだらしなさに腹が立った僕は、
その後輩に対して注意をした

「こら、カップラーメンの食べ残しを放置するんじゃない!」

すると後輩は

「ラーメンじゃないです!どん兵衛はウドンです!」

と逆ギレ。

最近の若者は、だらしないくせにこういうところには細かい
2003年04月26日(土)

歯科医院

最近、歯科医院に通っている。
歯科医院の醍醐味と言えば、歯科助手さん。

歯科助手さんは、なんであんなにカワイイ人が多いのだろうと、
不思議に思うほど魅力に溢れている。

診療台に寝ている僕の上に、
いつ歯科助手さんが馬乗りになってくるかと
ドキドキしながら診察を受ける私。
虫歯を全部治療し終わっても通いそうな勢いだ。
うん、多分通う。絶対に通う。
それほどにこの医院に、
歯科助手さんに魅了されている。

そして今日の治療。
いつになく歯科助手さんの視線が熱く僕に突き刺さる。

もしや、いよいよ馬乗りになる日がやってくるのか!

そう期待していたが、
単純に僕のチャックが全開になっているだけだった。

死ぬほどの生き恥。

治療途中だけど、もうこの歯医者には行かない。
恥ずかしすぎる。
2003年04月25日(金)

Iremun2 / Ota.P

My追加