超雑務係まんの日記
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何のためにココを書いてる?
そう。 きちんと自身で疑問に感じてる。
答が見つかればイイナァ、 なんて楽観的に捉えてたり。 時には深刻に物思いにふけったり。
やっぱり。 すでにかなりの日にちが過ぎた。 だからというワケじゃない。
あの空はどこに続くのだろう、とか 考えたりもするけれど。
でも確かに。。。 あの頃、君が僕にたくさんくれた喜怒哀楽は。。。 きっと、返却しなくちゃならない。。。
逝ってしまった。 おぉ。クドクド書き記すのは迷惑だよなぁ。 キーを打とうとして思い出す作業が、とてつもなくツライ。
けどよぉ、これが唯一かもなんだ。 君と交信できる時間。
前に進むとか、後ろを見てるとか、 そんなのはドッチでもいいんだよね、実際。
僕はとにかく君の前でフラフラするまで酔いたいんだ。 飲んでる時は、いつも君がそばにいるよ。 ニコニコして目の前にいるよ。
ただし。 現実はお星様。
なにもかもが、どうにもできない存在。
「神」が何モノなのか、よく知らないけれど。 僕にとって祈る対象はドコかにあるような気はしてる。 もちろんそれは作られた石像や、(新興)宗教じゃない。 本来の意味のカミは、もともと形而上だったのでは?
ねぇ?
ねぇねぇ?
ご愛読して下さったわずかな人たちに感謝致します。
続きは「未来を〜」の方で展開します。 ありがとうございました。
きっと、返却しなくちゃならない。。。
思いたくはない。 ケド、今となっては、もしかすると君は。。。?
演じていた。。。 のだろうか。
回顧すれば、そう。 もしかすると僕は君を救えたかもしれない。
ねぇねぇ? やっぱり君がすべてだった。
夜になり、時間が来ると君は 「良い子にしててね」と、 新玉川線(当時)に乗って仕事へ出掛けてしまう。
深夜3時頃に新宿からタクシーで帰ってくる君を 三軒茶屋のアパートで毎日待っていた僕は なぜだったのだろう。
僕は、僕は。。。いったい何をしていたのだろう。 帰ってくる度に、僕を抱きしめていた君は どうしてだったのだろう。
神が存在するなら、 痛くて切なくて哀しくて悲しい君の行く末を、 何の意味があって僕に教えてくれなかったのだろう。
(続く)
踏切りを待っていると、 たいてい君が隣にいた。
ちょこちょこと、ついてくる。 僕の後から一所懸命。 小柄な君は、歩幅が狭い。
当時ヘビースモーカーだった私は 歩きタバコをしょっちゅうしていた。
「やめなさい」
注意がよく入る。 少し怒っていた、危ないからね。
毎日酔ってフラフラだった僕を、君はとても大切にしてくれた。 そしてグダグダに狂った僕を、よく公園へ連れてった。
週に1回。 石神井公園で、 ベンチに座りながら君は僕にGodの教えを説いた。
神様じゃない「神」を君は語る。 信仰のない僕は、ずっと理解出来なかったけれど、 ココにいるのよ、って胸をいつも指さしていた。
その公園では、 段ボールに捨てられた子猫が2メートル間隔で存在する。 憂いながら君は、哀しい表情で、しっかりと現実を捉えていた。
落ちているドングリを家のハムスターに持って帰ろうとすると 「ダメよ」 君が言った。
夕暮れになると、僕の手を引っ張って帰宅する。 君との生活は精神を安定させるのに十分だった。
(続く)
一人の存在。 私の中で、ずっと。
ねぇ。。ねぇ。。?
ポッカリと。 空いてる穴は、 あの日の影が消えないまま、 時間が解決するのかなぁとか、人が解決するのかなぁとか。 他力本願で、もう10年以上。
埋めようとしても、代わりがナイってコト。 痛いくらいにワカッテル。
当たり前の日常だった 今日あった出来事、明日からの予定、おハナシしたいけど。 連絡手段がまったくない。 アッチとの交信なんて、ねぇ。
ダカラ。 淋しくて苦しくてどうしようもない、 そんな時。
いつもいつも、祈ってる私がいる。
人生をきちんと生きようと、 歩きながら寝てしまうくらい忙しい生活を演じてみる。
深夜家に着いて、酒を飲んで、気がつくと朝になっている。 思い出すヒマもありゃしない。
むしろ時間があり過ぎてしまったら、 私はどんなになってるのだろうと、 考えるだけでコワイ。
おかげで、 最近はもう日々が苦痛じゃない。
でも 手を繋いだり、抱きしめあったりしていると、 たまにツラい時がある。 フッと突然よみがえってくる記憶が。
もしかすると、すべてだったかもしれない。 もしかすると、勘違いだったかもしれない。
私たちは生きてる間に、 どのくらいの願いごとが叶うのかな。
少なくとも 生きたいという願いと 死にたいという願い。
この二つは誰もが平等に達成できるから、 しょんぼりと刺激的に毎日を過ごすストーリーを 真剣に成就させようとする意気込みは、 意識して育まなければならないのだと思う。
無念であることが そのまま「生の証」なのだから。。。
アナタに。 大好きな人がいるなら。
昨日見た夢を 教えてあげましょう。 楽しい夢、怖い夢、それとも恥ずかしいユメ?
もし 夢を覚えてなかったら、 目をつぶって好きな人を思い浮かべましょう。
そこで、アナタの好きな人は 笑ってますか? 怒ってますか? 泣いてますか?
どうして、笑ってるのですか? どうして、怒ってるのでしょう? なぜ、泣いてしまってるのですか?
生きてこられたのは、もしかするとラッキーだったのかもです。
だって、いつだって好きな人が存在してませんか。 生きているうちは、死ぬまで一緒にいようヨ。
計画しての終末なんて、きっとあり得ないのです。 なくなるときは、常にむなしく突然。
今日までにあった出来事すべてに感謝しましょう。
アナタのユメを聞きたいです。 でも、聞けないんです。
逢ってからだと、遅いって逆説は真実かもしれません。 現実を受け止めるのは、ラクでもあり、ツラくて胸が壊れそうです。
しっかりと、有休もとりました。 きっと、大丈夫。
今日、久しぶりにヒデに逢いにいきます。 私の故郷は、やっぱり北じゃぁないんです。 ずっと、このきっかけを待っていたかも知れません。
おい。元気か?
ラララ。
(終わり)
二日前にもらった電話に取材中で出られなかった。 ヒデはあの時、何をメッセージしたかったのだろう。
俺に、何を話したかった。。。。。。。。。。。。。
「また今度」って言われて、実現しなかった事、 たくさんあるよ。
「先生、今度、鴎外教えてよ」 「今度プル−スト読んで、先生に感想言うからね」 「バイク乗って、今度札幌行くよ!」 「先生、先生!今度さ、メタルのすごいCDかりにいくから!」 「今度みんなで集まってまたカラオケ大会だよー」
「今度」
そう聞くと、 決して来ない「いつ」
と感じてしまう。
ともあれ、 君はもう社会の重圧や ぼんやりとした不安や
毎日怯えて暮らすような
そんなバカげた敵と闘わずにすんでしまった。
おい。
本当はまだまだ。
教えてない事。
たくさんある。
教え子だったヒデ、親友だったヒデ、俺に勇気を与えてくれたヒデ。
よく頑張った。 最後まで、正直に苦しんだ人間。 ヒデが一番マトモだった。
。。。
バカヤロウ。 大バカヤロウ。
僕は最後までキミの先生でいられましたか?
ヒデ 永眠 2003年2月24日。
22歳。
ヒデが撮った写真を絵ハガキにして送ってくれた。 去年はクリスマスに届くように、素敵な写真(ハガキ)もくれた。
メールやハガキ、手紙、電話。 たくさんのやりとりをしたけど、一体何がわかっていたのだろう。
たかだか、こんなやりとりで相手の事がわかっているなんて傲慢だ。 結局の所、通信は「通じているだろうと信じる」しかないのだ。
その証拠に。 今。
通信をしようにも、 夢中で喉がカラカラになってしまうくらい キミの名前を叫んでも、 すでに そして、いつだって間に合わない。
誰かの為に生きること。 自分の為に死んでしまうこと。
イコールであり、相反するものである。 しかし、実践した人、された人にしかわからない。
君はきっと苦しかった。
ヒデが受験勉強を再開した。
大検を受けようとしていたくらいなので、問題ナシ。 だって、優秀な家庭教師もついてるし(笑)
翌年、合格。
ヒデの2回目の高校生活が始まる。
受験の過程で、ほとんど病気は完治しかけていた。
高校生活も、同じような人種が揃っているせいか、 ヒデの仲間がたくさんいた。
友達が出来たとか、今日はどこへ行ったとか、 そんな話を聞く度に、なんだか私も嬉しくて。
ギターを覚え、バイクの中型免許を取り、 まるで私の高校生活を彷佛させるようだった。
ヒデの高校の3年間は、はたから見ても充実していた。 ついでに彼女も出来てしまった。 これは、個人的に悔しかったケド(なぜ?笑)
そう、ヒデは高校3年間を無事に卒業した。 だが現役で大学は受からなかった。 これから浪人生活に入る。
が、ヒデは何も悲観してなかった。 むしろ、楽しんでいた。
なぜならこの後の数年間。 ずっと、ヒデは気ままに過ごしていた。
ウラヤマシイくらいに。
でも、本当は違うのだった。 この時になぜ気づいてやれなかったか。
「なぁ?ヒデの言う『マトモ』ってなんだ?」 「えっ。。そりゃあ、普通に学校行って、就職して。。真面目に生活する事です」
「本当にそれがマトモな生き方なのか? 実は俺もずっと、わからないんだ。 でも仮にそれが『マトモ』だとすると、ヒデには無理だと思う」 「。。。先生にそう言われたら、もうダメですよね。。」
「だいたいそんな『マトモ』、ヒデは努力してまで手に入れたいのか?」 「。。。」
「むしろ、努力して捨て去るもんじゃないか、そんな『マトモ』は? ヒデは横並び的な『マトモ』を捨てようとして、今闘ってるんじゃないか?」 「。。。」
「狂ったまんまで走っちゃイケナイなんて、誰も言ってないよ。 少なくとも俺はそんな事を少しも話した記憶はない」 「先生って、ぜんぜんオトナじゃないっすね」
「ガキでもないんだけどな」 「ハハハ(笑)」
「先生、俺はまだマトモにやれますか?」
「マトモ」という言葉が私に引っ掛かった。 いや、未だに忘れられないのだ。
「マトモ」って何だろう。 この現代社会にうまく適応することが、果たしてマトモなのだろうか。 ちょっとした冒険にスリルを感じるような、そんなぬるま湯がマトモなのか。
真剣に自分と対面した結果、精神の均衡が少し不安定になってしまうと、 マトモな人間と言われない。 少なくとも誰かには、そういう評価をされてしまう。
狂人
という烙印。
私はヒデの言葉に、 しばし沈黙してしまった。
私を、自身を見つめてみる。 目の前にある自分。
まるで飛べない鳥がジタバタしていて、 なおかつ飛べないことを、 そう、飛べない理由を正当化していた。 たくさんの言い訳を抱えて、空ばかりがうらやましかった。
飛べなくてオトナになってしまった人間が、 飛ぼうとするコドモを教えることが可能なのだろうか。
支えがなくなってしまって、 未だに忘れられない人がいる。 その人の代わりばかり求めて、当時の私が存在していた。
私はヒデにどんな声を掛けてやればよかったのか。 しばらく考えた後、ストレートに気持をぶつけてみた。
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