寝る前に子供に本を読んで聞かせる事がある。 子供を寝付かせようとする時間帯と言うのは私にとっても最高に眠い時間帯だ。 早く寝てくれないかと思いつつ読んでいると段々こちらの瞼が重くなり、脳裏には絵本の情景と夢うつつの不条理な情景が混在してくる。 本を読んでいるはずが、いつしか不条理な夢の世界が口をついて出て来る。 本の内容とかけ離れた自分の言葉に驚いて目を覚ます事も度々である。
先日も突然絵本を読んでいる(はずの)自分の口から
『野々村真』
という台詞が飛び出した時は本当に驚いた。野々村真の夢を見ていたならまだしも、その時私の脳内で動いていたのは全く違う人々だったのだから。
いいから早く寝てくれ。今度は何を言い出すかわからない。悪影響を及ぼすといけないからね。
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