距離感というのは難しいものですな。
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ふと自分の読書傾向を振り返ると、ミステリに大きく傾いているのは言うまでもないのだが、あといくつか変な癖、傾向があるように思う。 まず、つまらないと言って放り投げる事が出来ない。と言うよりつまらない(というか自分には合わない)と分かっているのにそれを確認するだけのためであるかのように作家読みをする。結果、その時間とお金でもっと面白い本が読めたのにーーー!!!と地団駄をふむ事に。 例えば有栖川 有栖だとか二階堂黎人は私には無理なのだ。エラリイ・クイーンももしかするとダメな範囲かもしれない。モノによっては確かに面白いけれど、のめりこめない。それがわかっているのにまた買ったり借りたりして再び後悔。
あと、ミステリ以外の女性作家をほとんど読む事がない気がする。山本文緒も江國香織も唯川恵も雑誌以外で読んだ事がない。柳美里はやはり雑誌で読んで決定的に苦手だと感じた。恩田陸はミステリの範疇に入ると思って読んでいるし、先日初めて読んだ岩井志麻子はホラーだし。 しかし山田詠美は好きで、林真理子も意外に読んでいる。吉本ばななは読んだ事ない。私の年代では珍しいか。 この方達よりベテランの女性作家は時々読むし、面白いとも思う。有吉佐和子の『悪女について』なんてもうびっくりしながら読んだ(あれもある意味ミステリ?)。 まぁただの食わず嫌いなのかも。読書感想文も更新しなければ……。
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