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2004年05月10日(月) 八木さんのこと

こんばんは。
研修生活でいっぱいいっぱいだから書けないんじゃいのかよ、と言わないで下さい。るるです。
逃避です。

月曜日がつらいと言う世の働く人々の気持ちがわかったような気がしました。
しかも、雨。
ワタクシ、最寄の駅までママチャリで行ってるのですが、雨だと歩かないといけないんですね、当然ですけど。
歩いて13分ぐらいでしょうか。ママチャリなら3分ぐらいですけど。

雨だから歩くっていうのは納得できるんですけど、帰りに降ってないっていうのはちょっと悔しいですよねぇ。
思い荷物もって、チャリなら3分のところを疲れた足をひきずって歩くなんて。
しかも、牛乳とか明日のご飯の仕込み用の買い物とかしちゃって。

でも、ワタクシがやりたいと願ったことだけに、弱音を吐くわけにはいきません。
今月さえ乗り切ればっ、あとはこっちのもんですしっ!!
なにが、こっちのもんなのかよくわかりませんけど。

研修はけっこうおもしろいんですよ。
今回、同期となった皆さんも、なかなか個性豊かな方が多いですしね。

その中でも特筆すべきは、八木さん(仮名)です。
人と接する仕事なので、研修中も身だしなみとかうるさく言われるんですけど、
この八木さんは、すごいです。
年齢はたぶんゆみなと同じぐらいだと思うんですけど、
何がすごいって、あなた、







鼻毛が出てるんです。




しかも、白髪まじり。



たぶんねー、八木さん以外は全員気付いてると思うんですけど、なんで自分で気付かないのかなーと思うほど、しっかり出てるんです。
さらに、




あごに1本長い毛が生えてるんです。



ヤギだけに。



なんて感心してる場合じゃないんですけど、やっぱりこれは教えてあげたほうがいいんじゃないかということになったんですね。
ほら、研修終了後、お客様相手にその鼻毛とヒゲはまずいだろうということになりまして。
しかし、八木さんを傷つけることなく何気なく気付かせてあげることは、至難の技でございます。

そこでワタクシたちは、八木さんのそばで世間話を装って何気なく気付かせる方法をとることにしました。

「今日、電車の中で鼻毛出てる人いたのよ〜〜」
「え〜〜」
「でも、そう言ってる私も出てたりしてねーーー」
「みんなチェックしなくちゃねーー♪」

といい年したオバチャンたちが、キャピキャピと話していると
八木さん、気付いたようで

「なんの話〜?」
と輪の中に入ってきました。

「鼻毛とか実は自分も出てるかもしれないからチェックしようねーって話してたんですよ〜〜〜」
とできるだけ無邪気を装って言ったところ、八木さんは


「あははははははははは、おかしい〜〜〜」

と顔をくちゃくちゃにして、笑い飛ばしました。
そして、ひとしきり笑った八木さんの鼻の穴からは、
いつもの1.5倍の量の鼻毛が出ていました。

しかも、その鼻毛の先端にはフルフルと鼻息に揺れる鼻糞までついていました。

おそるべし、八木さん。

今日は疲れて日記は書けないとゆみなにメールしましたが、
どうしても八木さんのことを書きたくて、書いてしまいました。


明日も八木さんの鼻毛チェックをするために、がんばって研修に行ってきます。






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