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2004年02月09日(月) 激励

前回の自分の日記で入院ネタは最後にすると公言したばかりなのに舌の根の乾かぬうちに、るるのことを書かなくてはならなくなるとは思いもしなかった。
ゆみなです。こんばんわ。

まさか、るるまでネタの行き詰まりを感じ、自分の身体を投げ打つ行為に出るとは予想だにしていなかった。
わざわざ注釈を加えなくても大半の人は分かるとは思うが、たまにいるIQ18の人のために補足すると「予想だに」は新種のダニのことではない。
これですでに3人のうち2人が身売りしたことになる。
残るはあゆ1人だ。
今のところ、あゆは雑菌の培養に精を出しているようだが、いずれ私たちの真の仲間となる日もそう遠くはないと踏んでいる。


さて、るるだ。
心配である。
るるからメールを貰ってからは心配のあまり食事も一日に5回くらいしか摂れない。
夜だって充分に寝たという感覚がない。。
12時に布団に入ってすぐに意識がなくなり、気がついたらもう朝の8時だ。
まだ要検査の状態でこれだから、もしるるが入院ということになったらおそらく食事は3回に激減し、睡眠も8時間とることがやっとであろう。
自分がここまでるるのことを思い巡らしていたとは、私ってなんて心優しい人間なのだろうと再認識した。
と、同時に私はいったいるるの何を案じて、こんなに不安な毎日を過ごしているのかを冷静に考えてみた。
もちろん、検査の結果、何もなかったことを祈っていることには間違いない。
しかし、自分の経験上、要検査と言われて何もないはずがないのだ。
いや、もしなんでもなかったにしろ医者はそれを認めるはずがないのである。
そこで「なんでもなかったよ。」なんてことを言おうもんなら要検査が実は不要検査であったと認めてしまうことになる。
今、流行りの「誤診」「医療ミス」「財前五郎」「訴訟」「和尚」「胡椒」という言葉が医者の脳裡に過ぎり何がなんでも「異常」の判断を下すのだ。
だから、るるよ。
「異常だろうか?正常だろうか?」などと思い悩むことはないし、恐れることはない。
君は間違いなく「異常」と診断されるのだ。


だが、だからといって悲観することもない。
診断の結果を聞いて帰り道に電車に飛び込むなどというのは早計すぎる。
そんなことをしたら命を落とすだけではなくバッグや診察券まで落とす事になるのだ。
ここはひとつ冷静になって考えてもらいたい。


万が一、異常と診断され要入院となった場合。
まず要検査から要入院とランクアップされる。それだけでない。もしかしたら要手術というさらにワンステージ上に進むことも出来るのだ。
スゴロクでいうなら、一気に「6マス進む」だ。「あがり」も近い。
しかも、要入院となった場合、友人がパンを食べに来てくれるというオマケまで付く。
まして、その友人がすでに要退院している友人ならば、使い古しの汗臭くなった社名入りの携帯ストラップを持ってきてくれる可能性まであるのだ。
まだあるぞ。いや、まだまだあるぞ。
スッピンの顔を友人に晒して笑いをとったり、生ぬるいおしっこを友人に見せ付ける喜びも得ることが出来るし、その友人にコーヒーを奢るというボランティア活動まで同時に達成できるのだ。
さらに同室の人が瀬古さんだった場合、夜中に「痛い痛い」「怖い怖い」の叫び声を生で聞けるという特典までついているのだ。
こんなことは宝くじに当たった人でも出来ない経験であろう。
つまりお金では買えない事象をるるは今まさにこれから体験しようというのだ。


どうだ。だんだんと検査の結果を聞くのが楽しみになってきたとは思わないか。
物事というのはなんでもそうだが複眼的な見方をすれば、すべてのことが楽しく感じられるものだ。


つまり私がこんなに長々と書いて何が一番伝えたかったのかといえば、
見舞金なんかに翻弄されてはいけないということだ。ましてや、その金額に拘泥することはもってのほかだ。
それに見舞金を貰ったとしても、るるは本当に嬉しいだろうか。
いや、私はそうは思わない。
一万円を現金で貰ったとしても、それはただの一万円に過ぎない。
単なる福沢諭吉のプロマイドだ。それを眺めても嬉しいはずがない。諭吉がるるのタイプの男とは思えないからだ。
しかし、これが使い古しの汗臭い社名入りの携帯ストラップだとしたらどうだろうか。
あるときはメガネ取り、またあるときはメガネ取り、またあるときはメガネ鶏へと自由自在だ。鳥インフルエンザだって手に入れる事ができるかもしれないのだ。
それにこれは、また誰か他の人が(たとえば雑菌の培養と、ケチで有名で瀬古さんに間違われた上にパチンコの玉一個落としただけでも烈火のごとく怒るダンナにホトホト嫌気がさしたあゆが)要入院となったときに使いまわしだってできるのだ。

るる。
見舞金のことはもう心配しなくてもいい。大丈夫だ。任せておきなさい。
私はある友人から貰った使い古しの汗臭い社名入りの携帯ストラップをもったいないけど君に捧げようと思う。


安心して要入院、要手術、要導尿、要浣腸、要酸素マスク、要ストラップ、を甘受してきなさい。










るるが何でもないことを心から祈る。


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今日は『ま、こんなもん』の方にもこの内容に関係した事を書いた。
これは別に『いれぎゅりゃ!』の読者に自分の日記も無理やり読ませようとか、
この際だからついでに『いれぎゅりゃ!』はマイ登録しているが、『ま、こんなもん』はしていないという人に対して
「この機会によろしかったらおひとついかがですか?」と取り込もうとしてるなんて、そんな気持ちはちょっとしかない。
ただ、このようにリンクを貼った場合、いれぎゅりゃ!からどれだけの人が来てくれるか調査したいだけだ。
調査したところで国勢調査や浮気調査に反映されるわけではない。
たくさんの人が来てくれると私が嬉しいな。と思うだけだ。
だからといって心優しい人が「ゆみなを喜ばせてやろう」として、『ま、こんなもん』と『いれぎゅりゃ!』を行ったり来たりするのはできれば止めてもらいたい。
しかし、あくまで「できれば」のことなので、「どうしてもできない」と言うのであれば、やってもらってもなんら支障はない。







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