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2004年02月04日(水) 瀬古さん

さっきテレビを見ていたら『獣医師 ○山×子』という人が出ていた。
それはいくらなんでもひどいのではないか。
確かにそう見えなくもないが、でも、やっぱり女性にそれは失礼だと思う。
『けもの医師』だなんて・・・。


こんばんわ。ゆみなです。


あ、ただいま、るる。


って、ここで返事するなよ。しかも一昨日の日記の。
間に挟まってるあゆの立場はどうなる?
「えとせとらにまつわるえとせとら」の読みにくさをどうしてくれる?



さて、一昨日のるるの日記にも書いてあったが「瀬古さん」だ。
いや、いきなり「瀬古さん」と言われても「誰だよ?」と10人いたら13人が言うだろう。
3人増えてるのはその周辺にタムロしていた人たちだ。
なんだか分からないがノリで釣られて言ってしまったというお調子者が最低3人はいると推測した。
そんなことはどうでもいいことだ。今は「瀬古さん」のことだ。
瀬古さんというのはケチで有名なあゆの旦那さんのことではない。
それは「せこいさん」だ。
とっと言えよ。と、そろそろ読者も痺れを切らしてるに違いない。
そういう場合は足の親指を逆に交差してみるのも一案だ。
法事の時なんかに私がよくやる手だ。
いや、足だけど。
それでもまだ痺れてるとしたら残念だがそれはもう神経麻痺というしかない。KO病院をお薦めする。
で、瀬古さんの話だ。
瀬古さんというのは入院していた時に隣のベッドで
「いた〜い。いた〜い。」と騒いでた弱虫だ。
あえて言わなくても分かると思うが、中にはいちいち説明しないと分からないIQ30くらいの人のために補足しておくと、
弱虫といっても虫のことではない。
虫が「いた〜い。いた〜い。」と喋ったらそれはそれで又
アンビリーバボー(貧乏臭い表記)だとは思うが残念ながらそうではなく、
れっきとした人間だ。
それも私より10歳以上も年上のいい年した人間だ。
なら、10歳年下は「わるい年」なのかと問われたら、ここは口を噤む事にしよう。
少なくても私から見ると「羨ましい年」としか言えない。
だから、その瀬古さんがいったいどうしたってんだ?こんにゃろめ!いい加減にしやがれ!!
と、すでに痺れを通り越し、禁断症状に入ってきた人が最低でも1人はいるに違いない。
そして、その1人が私だ。


瀬古さんは素敵な女性だ。
どこがどう素敵なのかと具体的に言うと弱虫なだけじゃなく泣き虫で水虫だった。
水虫に関しては確認したわけじゃないが、時々掛け布団の下の部分がモゾモゾしていたので、あれは両足で擦りあっていたのだと確信している。
しかし、かなりウジウジしている性格だったがウジ虫という印象はない。
何度も言うが瀬古さんはとっくに50過ぎてるくせに、「痛い痛い」と喚くし、「怖い怖い」と嘆いていた。
私がカーテン越しに「大丈夫だよ。頑張ってね。」と励ますと、
「ゆみなさんは強い人だね。ありがとう。」と言っては又泣いていた。
私が強いのではなく、瀬古さんが弱すぎるのだということに本人はまったく気づいてない。


術後も「熱が37度あった」と言っては看護師さんを呼び、
「腰が痛い」と言っては看護師さんを呼び、「喉が渇いた」と言っては看護師さんを呼び、
とうとう最後は女王様とお呼びだった。
瀬古さんは私と同じ日に入院し、同じ日に手術をし、同じ日に退院していった。
同じ主治医だったので、これからも外来で会うことがあるだろう。
どうかその日まで心身ともに強くなっていることを願わずにいられない。


と、ここまで書いて分かるように、瀬古さんという人は、
とっても良い人だった。
上記の記述だけでも瀬古さんがいかに良い人なのか理解してもらえたと思うが、
更に言うのなら、私の息子がお見舞いに来た時にはおにぎりを二個買ってきてくれたり、
私にもみかん(二個、やや小さめ)やら、お菓子やら、まろ茶やら、ピノやらをくれたりするとても気前の良い人だったのだ。



本当に瀬古さんが虫じゃなくて良かった。






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