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2003年12月09日(火) リレー小説、意地の第9話

今日満員のバスの中で、荷物を横に置いて人に座らせないようにしているやつを見て、久々に胸くそが悪くなりました。こんばんは。あゆです。

もう今年もあとわずかですぜ。
と、いうことはあなた。またやってきますよ。
どうでもいい日が。ええ、去年からどうでもいい扱いの私の誕生日なんっすけどね。
そのどうでもよさが家族にも伝わったのか、次女がちっとも私の誕生日を覚えてくれない。月すら間違えたりする。
それで、「忘れないようにカレンダーに書き込んでおいてよ」と言うと
「うん、わかった」と言って書き始めた。
「書いたよ」というとさっさと自分の部屋に戻ってしまった。
めんどくさかったのかよ!
ま、それはいい。
書いたのを見ると、そこには


「母の誕生日」

と書いてあった。
思いっきり他人行儀である。



しかし、何意地になってるんだって思ったね。正直。
今回のリレー小説。
もうアレだな。
今日私が続きを書かなくても
誰にもとがめられることなどなさそうだ。
ってか誰も気づかないだろう。


やっぱりさあ、細かく計画立ててそれから始めようよ。
後先考えずに復活なんかして
最初に妙にはりきって連続で日記なんか書いたりするから
こんなことになるんだよ。
わしか。

それでも続きは書かなければならないのか・・・。
めちゃくちゃな展開のため、続きを書くたびに
第1話から読み返さないといけないのがめんどくさい。



■■■「午前0時13分のメール」 第9話■■■

私はドキドキしながら思い切ってきたさんにメールを書いた。


心踊るメールありがとうがらし。
rurikoは今、とっても悩んでいますだおかだ。
知らない人から変なメールが届くようになったのりたま。
そこに返信してもメールは届かないのよんのじ固め。
だからruriko、とっても怖くてんびん棒。
きたさんだけは私の相談に真剣に乗ってくれるよねんど細工。
どうしたらいいと思うただひかる?
できたら・・・・・・
会ってお話を聞いてほしいんだけどんぐりころころ。
rurikoのお願いを聞いてほしいのっちでーす。

P.S rurikoの得意技は上手出し投げよ♪



私のきたさんへの思いは通じただろうか。
私は、はりさけそうな思いで返事を待った。

二時間後、きたさんから返事がきたさん。

その内容はこうだった。


おぬしの思ひはしかと受け止めた。
拙者の胸に飛び込んでくるがよかろう。
明後日の丑の刻に河原で落ち合おう。
合言葉は「山」「川」「静」「夫」「アナ」「紅白歌合戦総合司会」だ。
よいな。
では、ぐっばい。
きたさん♪


相変わらず惚れ惚れするメールだった。


私は河原に向かった。
うれしくて2日間の野宿なんて屁のカッパよ。
そう思っていると、傍らの川をぶくぶくとアワをたてながらカッパが泳いでいった。屁をこきながら流れていったのであろう。
今の私にとってカッパなんかどうでもいい話だった。
あゆの誕生日と同じくらいに。
私は新聞にくるまって夜をしのぎ、その日を待った。

そしていよいよその日がきたさん。
しつこい。

きたさんは新聞にくるまっている私の前に立った。
初めて見るきたさんは、
本当に柏原崇にそっくりだった。足が短いところが。
きたさんの顔を見ると私はある歌が口をついて出た。

「ジャーパネット ジャパネット〜」
きたさんはジャパネットたかたの社長にそっくりだったのだ。

「思ったとおりの素敵な人・・・」
私はきたさんに会えたウキウキ気分だった。
だが、きたさんは私の前に仁王立ちになったままこう言った。




「小次郎敗れたり」

こ・・小次郎って誰なの?


〜つづく〜




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