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2003年01月13日(月) お題「初任給」

ふーりーむくなよー、ふりむくなよーー♪
高校サッカーの決勝戦にまた涙してしまったるるです。こんばんは。
しかし、あれですね。この歌、なつかしいですね。
あの首に巻いたスカーフをサッと取って、一斉に振りながら踊るところ、好きだったんですよ。
スクールメイツに憧れてわけじゃないんですけどね。
森口博子じゃないですからね。
若い頃、似てるって言われたことありましたけどね。
今じゃ、かまやつですけどね。

「振り向くなよ〜振り向くなよ〜〜〜
キミは、美しい♪」

って、美しいのは後姿だけなんでしょうか。
相当のバックシャンですね。
見返り美人by菱川師宣でしょうか。

さて、酔っ払いみたいにクダまいてる場合じゃありませんでした。
今日は成人の日だったんですね。
ワタクシにも成人を祝っていただいた時がありました。
成人式には出席しなかったんですけどね。
振袖を着て家族で記念写真を撮って、お食事などをいたしました。
だから、なんなんだ、段田男って感じでしたけど。

二十歳になるってことに特別感慨はなかったですねぇ。
それよりも、大学進学を機に親元を離れて暮らすことになった時のほうが、なんとなく大人になったような気がしたものでございます。
とは言っても、母の実家のすぐ近くに兄と暮らしてたんですけど。
でも、それまで電気とか水道とかガスとか電話とか、何も考えないで使ってたけれど、お金払うのね、とか、
冷蔵庫の中のものを食べ尽くしたら、自分で買ってこなくちゃいけないのね、とか
ゴミはちゃんと出さないと臭くなるのね、とか
そういうことに気付いた18歳のワタクシでした。

そして就職をして、一人立ちして、お給料をいただいた時には
ああ、ワタクシって大人になったんだわ、と思ったものでございます。
でも最初はワタクシ、会社の寮に入ってたんですの。
研修中はほぼ全員入るような感じだったんです。
そして、研修も終え、お家賃を払えるぐらいのお給料をいただく身となって、ようやく一人暮らしを始めたんですけどね、
その時も、やっぱり感慨深かったですねぇ。
驚きや発見がありましたよ。

仕事で数日間、留守にすることがあったんですけどね。
ええ、ヘトヘトになって帰っても当然、部屋は真っ暗だしお風呂も沸いてないしご飯も作ってありません。
留守にする前は冷蔵庫の中もきれいにして行きますから、買い物に行かなければ何もありません。
外で食べると言っても、一人で食べる度胸もありませんでしたし、
一人分を出前というのもできません。
お弁当などを買うというのも、その当時、ワタクシには度胸のいることでございました。
そこで結局近くのスーパーに買い物に行って、適当に作って食べたりしてたわけですが。

ある日、やはり数日間留守にした後、ご飯を炊こうと小さな炊飯器をパカッと開けたところ、
あら不思議、お米が入ってるじゃありませんか。
しかも、もっと不思議なことに、そのお米がブクブクと泡立ってるじゃありませんか。
さらに、不思議なことに、なんとなくお酒の香りまでしてるじゃありませんか。
そうなんです、ワタクシ、謀らずもお酒を造ってしまったのでございます。
あれには驚きましたねぇ。
仕事に行く前に、お米を研いで炊飯器にセットしたものの、友達とご飯を食べに行ってしまい
それっきり忘れて、帰ってきたときには造り酒屋になってたと、こういうわけですね。

あともう一度びっくりしたことがあったんですよ。
やっぱり仕事に出る前だっていうのに、メロンをひとついただいたんですよ。
一人暮らしだって言うのに。仕事に行くっていうのに。
それで、まだ熟れてなかったし、冷蔵庫小さかったし、ってことでテーブルの上に置いたまま出かけちゃったんです。
そしたらね、奥さん。
すごいのよ、メロンって!
帰ってきたらね、爆発してたんですよっ!!
あれには、ほんと驚きましたよ、ワタクシ。
帰宅するなり、なんともいえない匂いが充満してましてね。
陽気な泥棒が家に入るなり、スイカ割りならぬメロン割りをして行ったのかと本気で思うほどでしたよ。
締め切った部屋に何日間もメロンを放置するのだけはやめましょうね。
疲れた身体で雑巾がけをしながら、大人になるって大変なのね、と痛感したある夏のできごとでございました。

というわけで、その頃のお話ですね、「初任給」と言うと。
じゃ、行ってみましょう。

■□本日のお題□■

「初任給」

ええ、そうなんです。ワタクシも新入社員の頃がありました。
自分の望んだ職場だったので、ハリキッテ仕事にいそしんでいたように記憶しております。
最初は研修の身だったので、お給料もそれなりでしたが
初めていただいたお給料というのは嬉しかったですねぇ。
金額はぜんぜん覚えてないんですけど。

よく遠い親戚のおじさんなんかが
「わしの初任給が22000円だった頃だから、当時の10万って言ったら大金だった」とか言いますけど
あ、全然この数字あてずっぽうですけど、
よく覚えてるなあ、と思いますよね。
毎月の電話代が20000円ぐらいだったことは覚えてますけど。

で、初めていただいたお給料は、お世話になった人のために使う、とどういうわけか思ってました。
素晴らしいですね。
たぶん、3年前に就職した兄がそんなことをしてたせいだと思うんですけど。
そのとき、兄はワタクシにオシャレなレストランで食事をごちそうしてくれ、ミッキーマウスのついた腕時計をプレゼントしてくれました。
嬉しかったですねぇ。
ええ、そういう嬉しかった気持ちが、ワタクシもそんなことをしたいな、と思わせていたのだと思います。

ということで、ワタクシはまず両親に夫婦湯飲み茶碗を選び、
学生のときに近いことを良いことに遊びに行ってはお小遣いをもらっていた祖母に香水を
祖母と同居でいつも美味しいごはんを作ってくれた伯母家族にお箸置きを
それぞれ選び、プレゼントしたのでございました。
学生だった弟にはお小遣いをあげました。

みんな大したものではなかったのですが、とても喜んでくれました。
父と母は今でも大切に使ってくれています。

良い話ですね。
「りゃ!」じゃないみたいですね。
今日はオチはありませんよ。
ええ、今日は大人になるってことをしみじみ考える日記でございますから。

いろいろな意味があるでしょうが、その一つに
自分の手でお金を得ること、
そしてそのお金を自分のためはもちろん、誰かのために使うこと
そして、そこに喜びを見出すこと、って言うのもありなんじゃないかなと。

そういう意味で、
自分のためだけでなく馬のためにも大金を使うおやびんは
本当の意味の大人ですね。
ええ、「大きい人」という意味だけでなく。
もちろん、「大木凡人」の省略形という意味でもなく。

ってことで、明日のお題は「う」から始まる、しかもおやびんの順番ってことは
アレしかないでしょう。。
うん・・・・・・




めい
「運命」にしましょう。よろしく。












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