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2002年10月27日(日) どうしてこれが『媚薬』なのか。

今日は朝から夕方まで次女のバスケットの応援をしてました。

一試合目に勝つと準決勝進出です。
しかも相手は芸能人の子供らが多い金持ち私立となると、
自然と応援の声にも力が入るというもんです。

「相手の子供たち。ずいぶん大きいわね。」
「やっぱり良いもん食べてるからかしら!」
「なんかスクスク育ってるわよね。」
「やっぱりお金の心配がいらないからかしら。」
「応援の声では、こっちが勝ってるわよね。」
「やっぱり相手は上品なのかしら。」

バスケットと全然関係のない会話が保護者の間で交わされていました。
これってもしかして卑屈になってる?

いやいや、卑屈だろうと屁理屈だろうと
結局は試合は大差でウチが勝ち進み、
準決勝へと進みました。

しかし、第4試合に行われた準決勝で、
残念ながら敗退を帰してしまった我が中学校であります。

子供たちは本当に健闘していました。
親たちもかなりヒートアップしておりました。
もはや、どっちが選手なのか分からないほどの盛り上がりだったのですが、
本当に残念です。

しかし、来週。
3位決定戦があります。
まだまだです。
私も体調も声の調子も万全の状態で挑もうと思っています。


さて、『媚薬』ですが、
面白いですね〜〜。
いやー、ほんとおもしろい。
自画自賛だと言われようがなんと言われようが構いません。
るるとあゆには恐れ入りました。

自分がタイトルを覚えやすいようにと二文字にしたらしいるるですが、
昨日、ちょっと話した時に、

「媚薬でも間違いそうだから『罠』にでもすれば良かった」と言ってました。
明日あたりは、記号になってるのではないかと不安です。
「!」とか。
「#」とか。

最終回を迎えるまで、るるがちゃんと間違えずにいてくれることを祈っています。








◆◇◆◇◆◇◆

ライオン奥様劇場

『媚薬』 第三回


「ふふふ」

冴子は不敵な笑みを浮かべ呟いた。

「これには深い意味があるのよ。」

「意味・・・ですか?」

「そうよ。知りたい?」

ゴクリと唾を飲み込む山さんだった。
グリコと飲むと300メートルも走らないといけないからだ。

冴子は山さんの目をジッと見つめながら言った。

「それはね・・・・



最初の言葉は、『し』よ。」


最初の言葉って・・・

クイズかいっ!

どうしてそんなにもったいぶるのだ。


山さんは目の前に起こってる事件よりも
冴子が頑なにバスローブに拘る意味の方に興味をそそられていた。

しばらく考え込んでいた山さんだったが、
どうしても『し』の後に続く言葉が見つからず、とうとう携帯を取り出し、
クイズミリオネアのみのもんたに相談した。

みのは、
「ライフラインを使いますか?」と聞いてきた。
山さんはしばし迷った挙句、テレフォンを使うと答えた。

「いいでしょう!!では、お友達に電話してください。」

山さんは友人のゴリさんの家に電話をかけたが、
生憎ゴリさんは居留守だった。

次に殿下に電話をした。
しかし、殿下は七三に髪を分けてる最中だった。

しかたなく長さんにかけてみた。
けれど「だめだ!こりゃ〜!」と繰り返すだけでなんの回答も得ることは出来なかった。
長さん違いだった。


「さ。そんなことより、今は事件を解決するほうが先決よ!」

冴子と山さんは野次馬を掻き分け
すでに警官によって張られていたロープを潜り
今回の事件現場となった家の中に入っていった。

すると、先に到着していたジーパンが二人に近づいてきて言った。

「ホシを捕まえました。」

「なにぃ!?でかしたぞ!ジーパン。」

ジーパンの隣には、16番の背番号をつけた星飛雄馬が
凶器と思われる木綿豆腐を手にしたまま、うな垂れて立っていた。


「すみません。僕が・・・」

ホシの星はそこまで言いかけて、途中でやめた。

山さんが「しーしー・・・」と
『し』から始まる言葉を探していたからだ。

それを見ていた冴子は
このままだと仕事に支障が出ると判断し、言った。

「山さん、教えてあげるわ。『し』から始まる言葉というのはね・・」

              〜つづく









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