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2002年10月26日(土) 「媚薬」第2回

いやあ。何が驚いたって今日五万円やられましたよ。朝から一回も当たらねえでやんの。まいったまいった。
ゆみな、この前の400円、出世払いでいいと思ってたけど返してくれ。

こんにちは。あゆです。

それよりちょっと奥さん、読みました?
「媚薬」第一回。
この健全な日記にあの内容。どう思います?
子供には見せられないですわよねえ。

「ぱっちりした瞳」だの
「少し上を向いた鼻」だの
「ふっくらとした唇」だの
「男好きのする顔だの」だの

アタシのこと?

確かにダンナに言わせると
「世の中に怒りをぶつけるような目」
「だんごっ鼻」
「タラコ唇」
「男の顔」
と、ちょっと表現は違ってくるけど
でも間違いなくアタシのことだわ。

ただ1つ違うのは、
水滴をはじかないってことかな。
お風呂上りの肌には水滴じゃなくて
くたぁっとした水分が身体にしがみついてるって感じなんですのよ。


それとあの表現もどうかと思いましたわ。
「誰も知らない。
誰も気付きもしない。
これから始まること。。。」

ってあなた、「あとは何とかしてくれ」精神ミエミエじゃないの。
オマエは見えすぎちゃって困るマスプロアンテナか。
↑これって・・・ローカルなCMだったかな。


それに、題名が二文字なのは
本人が間違えないようにという意図があるんでしょうね。
前に2回も間違ってるんだから、これは仕方ないのかしらん。

とかなんとか書きながら
例によってまだ内容が決まっていないあたしなの。

でも書かないとおやびんから脅迫メールが来るし・・・。

ええい書いちゃえ!

◆◇◆◇◆◇◆

ライオン奥様劇場
リレー小説第2弾
『媚薬』 第二回

その時、部屋のドアがバタンと開いた。
タンバと開くと霊界に連れて行かれそうでちょっと怖いからだ。

驚いて冴子がふりむくと
山さんが片手を口にあて、少し斜め上を見たお馴染みのポーズで立っていた。

「ボス、こいつはシロですよ」
山さんの横を見るとマルチーズがしっぽを振っていた。

冴子は言った。
「いきなり人の部屋に入ってきて、自分の愛犬の紹介をするなんて
さすが山さん、渋いわね」

山さんは天然パーマの頭をかきながら
しきりに照れている。

「いい年して照れてる場合じゃないわよ。
これから現場まで連れて行ってちょうだい。」

冴子の言葉に、山さんはうなずいた。
「車は前に廻してあります。」

冴子と山さんとシロは車に乗り込んだ。
20分ほどして車は現場に着いた。

「ボス、現場検証の前に伝えたいことが・・・」

「何かあったの?」

「ボス、バスローブのままでこんなとこに来てよかったんですか?」

〜つゞく







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