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2002年10月25日(金) 懲りずにリレー小説第2弾!

るるです。今日は幼稚園のお芋掘りでした。
バスで行ったんですけどね、お天気も良かったし
お芋も大きなものがたくさん収穫できて、
うちのタッキーちゃんも喜んで、
ワタクシとしても、ああ、楽しかったなぁ、とか
ここ数年、毎年のようにお芋掘ってますけど、
もう、これも来年で終わりなんだなぁ、とか
早起きして作ったお弁当も美味しく食べてくれてよかったなぁ、とか
しみじみしたり、ほっとしたり、
まあ、そんな感じの帰りのバスで、うつらうつらとしていた時に、
メールが届いたのです。
ええ、おやびんです。


「いよいよ今日からだな。
楽しみだぞー!うしし。」

先日、我々三人に大好評だったリレー小説の第2弾を始めるというのは
風の噂で聞いてました。
そのスタートが今日からだと、多数決で決まったのも聞いていました。
でも、今日のワタクシは
お芋掘りで精も根も尽き果て、疲労困憊だったので、
正直に、

「まだなーんも考えてないの〜
今日はお芋掘り。
今、帰りのバスの中よ。」


と返信したところ、

「お疲れー!お天気が良くてよかったね。
んじゃ、これから夕食作って
お風呂入って子供達寝かせて 執筆ってことですね。うしし。
いや、プレッシャーでもなんでもなく
楽しみしてるんですわ!先生!」

という、親切なのか意地悪なのか、よくわからないメールが届きました。

いま、夕食作ってお風呂入って子供達寝かせて
PCに向かっています。
ああ、でもでも、二番煎じにならないと誰が言えましょう。
鬼馬ニ(るりこ)の影を払拭できると誰がいえましょう。

最終回担当もイヤですけど、トップバッターもイヤですな。
ま、何を書いても膨らましてくれるとは信じておりますが。

それでは、リレー小説第2弾おつきあいください。



◆◇◆◇◆◇◆

リレー小説第2弾
『媚薬』 第一回

風呂上りの肌は、ピンク色にほんのり染まり
肩から腕にかけて手で撫で下ろすと
水滴が弾け飛んだ。

冴子は鏡に映った自分の姿を満足気に見つめた。
透き通るような肌、ぱっちりとした瞳、
少し上を向いた小さな鼻、
ふっくらとした愛らしい唇、
美人と言うよりも男好きのする顔立ちだ。
年齢よりもいつも6〜7歳若く見られるのが
冴子の自慢だった。

バスローブのままリビングを抜けると
ブラインドを人差し指で押し広げ空を見た。

満月だ。

これから始まることを思うと、冴子は胸にこみ上げて来るものを
押さえることができなかった。
誰も知らない。
誰も気付きもしない。
これから始まること。。。

人差し指でブラインドを押し広げながら
冴子は吐き捨てるようにつぶやいた。


「七曲署のボスです」

〜つづく







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