恋文
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原因がわからないことは ほんとうに怖い
怖いとおもいながら でも どこかであきらめている
まだ 小さな娘は ミモザの木の下で 笑っていた
外国では 春を迎えるのに ミモザを 投げてくれる
みんな 遠い昔のようだけれど
わたしも ミモザが欲しかった
その名にさえ 懐かしいとおもう
そこには もう いない
その異国
かすかな 声を聞いている 夜更け
知らない たくさんの 暮らし
そのなかの ただの ひとつ
知っていた人たちは 今 なにをしているだろう
毎日は 過ぎて行くばかり
金曜日早退した同僚はインフルエンザだったと判明。 今日もお休み。熱が下がってから3日は会社にでてはいけないと医者に言われたとのこと。 隣に居たから、うつっていないかちょっと心配。多分大丈夫だと思うけれど。
小雨が降り始めたみたいな夜。
台所は いい
ちゃんとした 時間が流れる
なにを どう茹でればいいのか なにを どう炒めればいいのか
ちゃんと時間がある
そのなかで 過ごしていると
自分も ちゃんとしているような気になる
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