波のように聞こえるのは風の音寄せては返すまどろみのなか
フルーツのお茶甘酸っぱいとおい春
重くもない軽くもないてのひらに乗るくらいの夢をみていたい
静かを見るあいだに音だけを聴いている寒いから起きてこない外の 青空
やりすごす一日一日それを平穏といい
眠れない夜静かな音でいっぱいになる
惰性であるとはこんなことで冬の風のように乾いているつまりは逃れたいということ