恋文
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2012年01月16日(月) 退屈

空の色と
同じような
一日が過ぎる

朝の小さな傷が
黒く
かたまって

夕方に
ふとしたはずみで
破れる


2012年01月15日(日)

夜の街にでる

冷気のなか
ただよう

縮こまりながら


2012年01月13日(金) 病む

かんたんに
病むのは

からだより
こころかも
しれない

気づかないまま


2012年01月12日(木) 冬の朝

体温との
境界線を
行き来する
朝の夢


2012年01月11日(水) 冷める

足先が
暖まって
眠りにつく

足先の
冷たさで
目覚める

からだは
目覚める前に
冷めるのだろうか


2012年01月10日(火) 午後のオフィス

囚われた者のように
見やる
ブラインドの隙間

交差点に
車が
通り過ぎてゆく


2012年01月09日(月)

朝の街を
脚が 身体を
連れてゆく
風の中


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