恋文
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何事もなく 過ぎてゆく毎日
波紋はいらない
透かし見る 青空の まぶしさ
記憶と 遊ぶひととき
バスの窓に映る 外と中の顔
知らない町を 見ている
光と翳との
あいまいの あいま
木と木と 葉と葉と
透かして やってくる
遅い午後の ひかり
水の音を 聞きながら まどろむ
ベッドの中の 暖かさ
いまもまだ 咲く さつきの生垣
思い出したように 咲く 朝顔
雨は 黙って 降る
明日のこと 週末のこと
それから 一月先のこと
考えているけれど
何年も先のことは 考えられないのね
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