振子の刻む時間いつもと変わらないこと
行き来する光の道筋見ている耳はどこかの他の 遠く
髪をあげる湿ったうなじをなぞってゆく風の通り道曇のなか
遠くからの音だけをひろっているなんにもない夜の時間
ほら また忘れてしまっていた知らないわたしはひとりで歩く
食べたら美味しいのでなにも気にしなくていいのよ
寄せる波返す波カーテンが揺れる夜の風