へびが渡ってゆく川の流れ日射しにぬるむ水
子供たちが遊んでいる川の流れはきらきら光る緑の岸辺に日は照りつけて
雨を待つせみの声聴くばかり
さるすべりの並木道を行く空の青
音だけ響いてくる空の雲は厚くなってそれでもどこか遠くのどかな午後の日
夕日といっしょに沈んでゆきたい山裾のその向こうのほう
わたしを夢見る夢見る わたし昼下がりセミの声真っ白く切り取られた陽射しのなか