誰もいない夢の中を歩いている夏の夕暮れ光が焼ける
オシロイバナの咲く軒先日が照り返す夕方
風が通り過ぎる緑は揺れて光が散らばっている
群青色の山それから空風の音がとてもすごくてわたしも連れていってね
慣れること知らないうちにきっと
こんぺいとうをころがす痛くないとげほろほろくずれる
熱気を閉じ込めてかすむ山並み日差しの舗道に歩み出る