一喜もすれば一憂もするその姿の自然
群青の空見えない風は音ばかり誰かの声がきれぎれに聞こえている
押されたり戻されたりよろよろ歩く
光が溶けてぼやけた空木陰はゆらゆら眠たげな
枝毛の分かれるまっすぐに落ち着かない自分のそのまま
朝顔が咲く曇り空のした青空のように
夢のなかのあなたに逢いにゆくきっとわたしではないわたし