恋文
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今朝の 雨の この風のなかで
うなだれたような 花びらといえ
伸びてゆく 枝の どこにでも
まだ 堅いままの 小さな蕾
夜を過ぎて 風が冷たくなる
そのまま 雨を連れてくるだろう
街の音が くぐもっている
窓を 開け放す 夜の街に
声を 聞いている
世界が 生きていること
外からの 風と音
生活も 自然も ないまぜになって
眠る前の ように
暮れてゆく 空は
細い 隙間の向こう側
窓に映る 中と外と
どんな不安な 一日も
過ぎてしまう
眠りに 帰ってゆく
ふきを切る
香りに
今日を 終えようとする
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