恋文
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ここでは いつも 風が荒れる
髪が ばらばらと 顔を ところかまわず 打ちつける
歩みだす それすら
とどめて
風凪ぐ 夢に誘う 日溜り
風に抗い
風に 押し戻され
真っ直ぐではない それでも
歩くこと
幻のように 夢のように
光と影のあいだ いつも 咲く花
昨日よりも 少したくさん
花開く
台所しごとをしながら 聞いている
アイロンをかけながら 聞いている
なんにもしないときも
音がする と
なんだか 安心する
春キャベツを 刻む
罪のような 柔らかさ
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