どんな一日も過ぎる夢を見ないままでも
そういえば草や木や土の匂いを忘れている
雪のあとをわずかに残して凍りつく花を待つあいだ
雪になり道はぬかるみになりすでにみな濡れて街灯のひかりも濡れている
晴れ渡った空尾根を白くしてこの冬になる
白く煙る山並み雪はみぞれになり雨になりやがて夜になる
今日は いちにち雪が降っている時は足早に過ぎてゆく雪はなにも知らない