聞こえてくるドイツ語のニュース遠くにあった生活を思う
追われる獣逃げるだけ
毛布のなかくるまってじぶんの体温につつまれてあしたのことは忘れよう
オレンジの皮を剥く一日の終わりの夜に手を濡らす果汁と広がる香りの中時計の音と一緒に過ごしている
時をよみがえらせて陽が射しこむ
立ち止まる時間が要るもう少し
わたしがわたしでなくなってゆく一瞬はどこにもとどまっていないゆっくりと崩壊する