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ひとつの 一歩
長い道のりから 見渡せば
ほんの 一歩
踏み出すのに 力が必要だった
身を任せてみる
浮かんだり 沈んだり
そのまま でも 流れてゆくよ
急流に流されるように 過ぎる
どこまでも 流れてゆく
ほんの 少しだった
歩き始めたら みるみるうちに
日差しは 傾いてゆくのだった
川原には いつものように 鴨たちが 来ていた
流れは 鈍いひかりを かがやかしている
たたずんでいる
身体のなかから 凍えて
雨の中 歩いてみる
落ち葉に ぱたぱた 雨音がする
ぼんやり かすんでいる 景色
雲の切れ目から 光が落ちてくる
わずかに それも灰色
かさかさと 落ち葉の色
ひそかに ひかる
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