恋文
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歩き始めると 道のりが まだ ずっと続いているのに 気づく
とどまって いられないのは 知っている
ふと 振り返ってみる
まだ 明るい 空のした
風が止んだように 静かになる
一日の終わりを 待つ間
嵐が 去りました
音を立てていた 窓は 濡れたまま
波打っていた 草むらも
いまは 青い匂いばかり
夢の世界は 夢でなくなる
そこに ずっと とどまっていれば
遠いところも それだけではない
求めれば
ふと 落ち着くところ
まだ 雨のなか
鳥の声も どこかに まぎれてしまう
夢を 折りたたむようにして 朝になる
湿った 土の匂いと 草の匂いと
まだ 冷たい ひかりのなか 歩みだす
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