恋文
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どんなにか かすかな音をたてて 花は 散ってゆくのだろう
聞こえるのは 鳥の声ばかり
かたちは きっと変わるもの
混沌のなかにいて
わたしを 抱いている いつも
誰にも 聞こえないように 息をする
ひとりで わたしに なっている
揺れる わたしは いつも 風のなかにいる
鉄路では 草が刈られている 青い匂いが 満ちて
わたしを 染めてゆく 苦い匂いのなかで
揺れている
無限ではない あいだに
延々と 繰り返す
一日という 永遠
木蓮の炎 立ち上がる
空は また 暗くなり
風が また ぶつかって来る
残された言葉を 探ってみる
ずっと 凍り付いて いたような
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