恋文
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指を 切ってしまった
ただ 痛いだけ
ちゃんと 生きている
揺れながら 触れながら
漂いながら なぞりながら
深い 広い
こんな世界を
夢でないような 夢をみて 寝付けなくなる
眠りのあいだで 考えることも 夢のようなもの
鳥の声を 聞きながら 朝の陽射しのなか
わたしは わたしのままで 立っている
夢をみているあいだ そのまま とどまっていられたら どこにもいない わたしを 見ていられる
夢ではない けれども 暖かい きょうを 過ごした だから まだ 今いる わたしを 見ていられる
いつか こんなに 眩しくなっている
草地にも 花が咲いて
少し ゆっくり 歩こう
過ぎる日 過ぎた日 過ぎていった日
どこから どうやって 明日に 繋がってゆくのか 知らない
雲の切れ目 雨の切れ目 空のすきま
光が きらきらする
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