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空に向かって
きらきら 光っている
森のてっぺん
雪が とけてゆく
屋根も 木々も 雪をかぶって
向こうに 夢の中のように 霞んだ森
静まり返ったような 空から はらはら まだ 落ちてくる
風の音を 聞き続ける 夜のあいだ
思うことも 風といっしょに 飛びまわる
夢の入れ子のなかを さまよう
いつまでも 夢のなかかしら
窓から 午後のひかりが 射し込んでくる
影が くっきりと 浮かぶ
日々が移る
足跡が 凍っている
森の小道で 聞こえるのは
足元が ぱりぱりと 砕ける音
小鳥の声
木の葉が 揺れる音
もう 地面から のぞいていた つぼみを 被っていった
花吹雪のように
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