恋文
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空は 明るい
風が 吹いて
手が かじかむ
春を 待っている
すれ違う人も まばらな 石畳の町角
少しづつ 沁みてくる 空気の つめたさ
雲の切れ目から わずかに 日が射してくる
何もかも どんなにも 変わってゆく
まだ ちゃんとある わたし
ふと 過ごす ずっと 変わらない ひととき
雨が 止んだ
けれど まだ 頬にあたる 湿った風
ぱらん ぱらん ただ 葉っぱが 揺れる音
これまで 歩んできた
これから 歩んでゆく
わたしの 一歩
いい と言う
まだ
風のなか 歩いてゆく
光も影も 揺れている
途切れ途切れの 鳥たちの声
少しづつ 灰色に変わる 空の模様
太陽は 真ん中で 白かった
目の前に 道は まだ 真っ直ぐ
少し まぶしかった
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